8月5日(金) 12:00
ワルシャワ観光スタートします!
8月1日はワルシャワ蜂起の日、ということで…
駅前にはこんな巨大な看板が。
味方側のカメラマンが撮った写真だからか、これから戦闘に参加するとは思えないくらいみんな希望に満ちた笑顔でいい表情です。
通りのすみにも追悼のなごり?
碇のマーク付の国旗は「ポーランド国内軍」の軍旗で
ナチス・ドイツに抵抗する組織のシンボルです。
ワルシャワ蜂起については↓の記事の後半で詳しく説明しているのでご覧ください。
こちらはワルシャワ蜂起博物館。
入り口にはやはり「いかり」のマークが。
戦いに赴く市民兵たち。このポスターもみんな笑顔。
自由と勝利への確信による表情なのかと思うとせつなくなる。
蜂起で亡くなった方々の名前が刻まれた石碑。
ワルシャワ蜂起では18万~25万人もの方が亡くなっています。
ワルシャワ蜂起博物館では蜂起に関する情報や遺品の提供を常時募っていて、毎年新たな名前がこの石碑に刻まれているそうです。
博物館に入ってみます。チケットにも笑顔の写真が。
本当にせつない。見ただけでもう胸が苦しくなる思いです(><)
館内に入ると蜂起当時のワルシャワの等身大の写真が出迎えて、戦時中にタイムスリップしたような錯覚になります!
当時のポーランドは西側はドイツ軍、東側はソ連軍に占領されて世界地図から国名が消えそうなほど危うい状況でした。
ポーランド国内軍のシンボル。
ちなみに国内軍を指揮していたのはポーランド亡命政府で1939年のポーランド侵攻の際にパリで発足し、その後フランスのアンジェに移転した後、冷戦時代を通して1990年までロンドンを拠点として活動していました。
博物館にはいろんな品々が展示されています。
こちらはワルシャワ市内の電話帳。しかしここに書かれているワルシャワはもはや存在しない。。。
市民を鼓舞するチラシ。
博物館の中で特に印象的だったのは子供たちのコーナー。
ワルシャワ蜂起には女性や老人・子供たちも多く参加しました。
少年兵の像。
これはレプリカでオリジナルは旧市街の城壁にあります。ワルシャワ蜂起では若者だけでなく、小さな子供やお年寄りまで大勢の人達が武器を手にして戦ったそうです。
ライフルを手に武器を詰め込んだジャケットを着た小さな男の子と頭に被った大きなヘルメットは、若者から老人まですべての世代に尊重されるべき自由を象徴しています。
小さな子供から老人まで。すべての世代の人達が命をかけて守ったポーランド。8月1日という日がどれだけ大切な日かということを身をもって知った私たちでした!
余談ですが博物館の一角にはこんな休憩スペースもあります。
見学に疲れたらここでちょっと休憩するのもいいかもです!