応援、ありがとうございました。 | 大腸がんの夫と心穏やかな日々を

大腸がんの夫と心穏やかな日々を

2015年夏、突然 大腸がんステージⅣ(肝転移)を告知された夫。迷いながらも心穏やかに過ごしていきたいと思っています

ご報告が遅くなりましたが、主人は、27日早朝、自宅で静かに旅立ちました。

 

突然の大腸がん・肝臓転移ありのステージ4告知から、約3年半、支えてくださる皆さまのおかげと、本人の「病気があったとしても、決して病人にはなりたくない」という強いpositiveな気持ちに支えられて、細かい不安や迷いはたくさんありましたが、ブログのタイトルに込めた願い通りに、基本、心穏やかな日々を紡ぐことができました。主人は、かけがえのない想い出をたくさん残してくれて、71年の生涯に幕を下ろしました。

 

ブログを始めたのは、主人ががんに罹患して1年半くらい経ったころでした。PCは、メールや家計簿くらいしかやったことがなく、生まれて初めてのブログでした。当時は、病気の先輩の方々に治療法や日常生活の工夫などをうかがえたら、という気持ちが強かったのですが、だんだん、自分たちの日常を知っていただきたい気持ちが強くなり、楽しかったこと、通院のこと等々を写真付きでつづるようになりました。写真は主人の好きなことのひとつでした。素敵な写真は、主人が撮ってくれたもの。普通の写真は私が記録用に自分で撮ったものですが、どちらもあらためて見直してみますと、そのときのことが思いだされて懐かしいものばかりです。

 

離れて暮らす息子たち家族や親せきの皆さん(皆と会うのをとても楽しみにし、特に孫たちと遊ぶときは童心にかえって楽しみ、写真もたくさん撮っていました)、主人の学生時代の友人、会社勤めのときの友人・知人(同窓会、飲み会などにたくさん出かけ楽しい時間をすごさせていただきました)、罹患後も心温かく迎えてくださっていた趣味のサークルの皆さん(地元なので、頻繁に交流させていただきました)などには、本当に感謝しています。

 

それに加えて、今の時代ならではのネットを通した方々との交流も本当に心強いものでした。ブログや5yearsの近況報告をいつも読んでくださったり、いいねのエールをおくってくださったりしたこと、とても嬉しかったです。心から感謝しています。

 

次のブログで、前回投稿後の簡単な経緯を書かせていただいたら、このブログは、おしまいにさせていただこうと思っています。でも少し落ち着いたら、また、これからの私の生きていく日々をつづっていきたいとも考えています。そのときは、また応援よろしくお願いいたします。

 

 

亡くなる2日前、訪問看護婦さんに体をきれいにしていただいたとき「ありがとうございます。あ~気持ちがいい。お風呂上りのようないい気分。ビールでも飲みたいな~」と主人が言ったら、看護婦さんが「炭酸水にレモンでも浮かべてあげたら」と、私にアドヴァイスしてくださいました。とても美味しかったようで、「みんなで乾杯しようよ」と言いました。この写真は、看護婦さん2人と私と4人で「かんぱ~い」と盛り上がったときの思い出のグラスです。今も主人のそばに置いてあります。