病院の予約が取れたのはいいものの、
新しい保険になってから、
まだ病院に行ったことがなかったので、
主治医がいませんでした。

というのも、アメリカの病院では、
基本Primary Doctor(プライマリードクター)
と呼ばれる主治医にまず診察に行き、
そこでそのドクターが症状を判断し、
必要なら専門のドクターを紹介する、
というシステムになっています。
(Primary Doctorについてはまた別で詳しく説明します)

そのため、
今回はドクターは誰でも良いのでと、
お願いをして予約を取りました。

当日はベトナム系のドクターで
症状を説明したところ、
「たぶん、胃炎でしょう」
そして、
「ただ日本人は胃癌が多いから、
念のため内視鏡検査を受けてください」
と言われました。

ただそこの病院に行くのは初めてだったので、
これまで夫に対する何のデータすらありません。
ということで、その日に血液検査を受け、
胃炎のために処方された薬を買って帰りました。

内視鏡検査は少し嫌がっていた夫ですが、
考えてみたら人間ドックをしたのが
もう2年も前だったので(しかも日本で)
人間ドックしたと思えばいいよ、と夫を論し、
予約を取ることにしました。

ただ当時はちょうど仕事が忙しく、
それでなくても
基本仕事を休むのを嫌がる夫なので、
内視鏡検査優先ではなく、
仕事優先にしてしまい、
夫が仕事を休まなくても良い日に絞ったため、
結果、そこから2ヶ月程先に
内視鏡検査の予約を入れました。
(この判断は後に後悔することに、、)

「胃癌告知までの過程③に続く」