会話のキャッチボールがうまくいかない。



認知症になってからはとくに
キャッチボールができにくくなりました。

短い返事で回答できるものしか答えない。

文章になると詰まってしまう。

分かりやすい内容で簡素的に
どちらかの答え、もしくはYES or NO

それでも求めてる言葉ではない
大丈夫しか発さず、答えになってない
どっちなの?と聞くこともしばしば。


大丈夫ということは大丈夫で
良いはずなのですが、母に対しては
モヤモヤしてしまいますちょっと不満




暮らし始めた半年後あたりから
私の心は折れかけていました。
コミュニケーション、会話が大事と
何度も先生に言われる度、
認知症の本を読む度、
疲れはてていました。

私が話しかけても何もかえってこない
会話が広がらない、ネタもない、

コミュニケーションとるって難しいな〜って


いまだに、母とは単語の会話ばかり。

うん。食べる。わからない。
ううん。大丈夫。わかった。
行く。したくない。など

一言で済む会話ばかり、、、

楽しい?と聞けば楽しい。で終了。
美味しい?と聞けば美味しい。
寒くない?きつくない?と聞けば大丈夫。
疲れてない?ちょっとだけ。や、大丈夫。



それ以上に私も会話を広げるのが
難しく感じました。
甥っ子達の写真をみせても誰だ?と
名前宛ゲームしかならず。
色んな会話をしても黙って聞いてるだけ。



だけど無理して会話する、繋げる必要はない、
頑張って喋るようにしてもらうとかって
いう気持ちを一旦横においてみました。


そうすると、会話が減ったのかもしれないけれど
ストレスも減りました。
何よりも会話する事が楽しくなりました。



母とはよくしりとりをします。


しりとりだとびっくりするぐらい
生き生きといっぱい話してくれます。


あとは素敵な景色を見に行くだけでも
母の方から私にキレイだねと
あなた花が好きでしょ?。と
聞いてくれます。

自然と会話がこぼれてきて
時間の流れがゆっくりと感じ
穏やかな空気が二人を纏います。



あ〜いいな〜。楽しいな〜。



介護のために出かけてたことが
ストレス発散にもなる二人のための
お出かけになりました。

今年も沢山お花見したいと思います。