鬼滅の刃小説版「片羽の蝶」の感想(その1)
 
すみません。ドラクエ1・2にはまってました(笑)
どちらもクリアしました。(2ってこんなに手ごわかったでしたっけ?)

鬼滅の刃小説版「片羽の蝶」の感想を書きたいと思います。
備忘録として残すため、多少ネタバレします。

内容を知りたくない方は、読み飛ばしてください。

第一話「片羽の蝶」単行本15巻 129話
登場人物:悲鳴嶼さん、しのぶさん、カナエさん 15巻 129話
あらすじ:刀鍛冶の里編の後、柱合会議終了後だと思われます。
悲鳴嶼さんは、はじめて鬼を殴り殺したときの事、カナエさん、しのぶさんの胡蝶姉妹を助けたときの事を思い出します。
助けた後、姉妹は悲鳴嶼さん宅を訪ね、鬼狩りになりたい事を伝えます。
始めは断っていた悲鳴嶼さん(特にしのぶさんは鬼の頸を切る筋力が無いことを見抜き)ですが、姉妹に情が移ることを恐れ、達成困難な課題を与え、達成すれば育手を紹介する約束をします。
悲鳴嶼さんが数日の任務から戻ると・・・
そして、時はたち、カナエさんは帰らぬ人となり、柱合会議終了後に悲鳴嶼さんとしのぶさんが会話を交わします。それはきっと二人の最後の会話・・・

感想:16巻で語られる悲鳴嶼さんの過去ですが、それと胡蝶姉妹との出会い、彼女達が入隊したときのことが語られます。
悲鳴嶼さんは鬼狩りの辛さを分かっているからこそ、彼女達には普通の人生を歩むことを願い、悩みますが、姉妹の想いを尊重したというか、根負けした形になります。不死川兄弟も似たような描写がありましたね。
姉妹は共に柱になるまでに成長しますが、幸せだったのでしょうかね?
悲鳴嶼さんの悪い予感があたってしまい、とっても悲しいですよね・・・
切ない気持ちになりました。

第二話「正しい温泉の勧め」
登場人物:宇髄さん、善逸、伊之助、村田さん 15巻 130話
あらすじ:柱稽古第一の試練元音柱宇髄さんの訓練、炭治郎はまだ療養中ですが、善逸、伊之助は訓練に参加してます。
伊之助は既に終了を言われてますが、宇髄さんに一撃入れようとまだ残ってます。善逸は宇髄さんから別メニューの特別訓練を言い渡され・・・
その内容は、訓練をしている山から温泉を掘り当てるというもので、ご褒美は、宇髄さんの3人の奥さんとの混浴です・・・

感想:善逸は、伊之助の助けを得て(だまして笑)、温泉を掘り当てます。
まぁ姑息と言えば姑息ですが、善逸らしいと言えばらしい(笑)
この話はここからが良くて、雛鶴さん(3人の奥さんの内の一人)が、温泉掘りは善逸の基礎体力を向上させることが目的であること、本当は炭治郎ら同期組に期待していること、(本当は継子にしたかったのかも知れません)宇髄さんの気持を考えます。
宇髄さんは、自分を他の柱と比べ、「あいつらのようにはなれない」と言いますが、他の柱に劣らず、後輩思いのやさしい人です。

第三話「甘露寺蜜璃の隠し事」
登場人物:甘露寺さん、伊黒さん、しのぶさん 12巻 101話
あらすじ:後半は刀鍛冶の里で、甘露寺さんが炭治郎と食事をしていたときの話ですが、前半はその前のようです。
甘露寺さんは、しのぶさんが鬼殺隊に入った理由を知ってしまい、自分の志望動機との違いに愕然としてしまいます。
このままではいけないと思った甘露寺さんは、恋心を封印し、食事も減らしますが、そのために弱くなってしまいます。
甘露寺さんの様子がおかしい事に気づいた伊黒さんはしのぶさんに相談しますが・・・

感想:単行本19巻の時点では最も人柄が語られていない伊黒さんですが、ここでも甘露寺さんとの仲の良さが語られ、以外にポンコツ(甘露寺さん絡みだと)だという所が面白いです。
それ以外にも他の柱の胸キュンエピソードが語られ、悲鳴嶼さんの猫好きとか、不死川さんが子犬に餌をあげたりをするところが良いです。
悩む甘露寺さんをしのぶさんが優しく励まし、あとは助けた少年からの言葉も甘露寺さんを元気付けます。
そして「皆が、甘露寺さんの明るさや笑顔に救われてるんですよ」というしのぶさんの言葉で、いつもの甘露寺さんに戻ります。

今回はここまでにします。

次回は、同じく鬼滅の刃小説版「片羽の蝶」
第四話「夢のあとさき」
第五話「笑わない君へ」
第六話「中高一貫キメツ学園物語!!~パラダイス・ロスト~」
の感想を書こうと思います。

最後まで読んでいただきありがとうございました。