ワンセンテンスで打撃を。
今日の一節。
◉どのようにいいことであると思っても、新しいことであれば何か「副作用」があることを予測したうえで、手をつけていくかどうか決めるべきであろう。
【引用】『持たない贅沢』山﨑武也著/三笠書房
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僕らの認識として必要なのは、良いことも悪いことも必ず物事には両面あるということ。
これは言わずもがな、自分では短所だと思っていることでさえも、捉え方や状況によっては最大の長所にもなりうるということである。
人は一人では活躍できない。
周りの支えがなければ、進むことはできない。
人が弱くもあり、強くもあるのはそういう面があるからだろう。
話はずれたが、「どれだけいい!完璧だ!」と思えることでさえも、考える余地なく、そのまま流してはいけないということだと一節を読んでいてそう解釈した。
これまた副作用という表現がよい。
どれだけとっておきの特効薬があったとしても、薬は薬。
姿かたちを変えて、必ず跳ね返ってくる副作用が存在するのである。
人間関係にも当てはめられる。
どれだけ「あの人は完璧だ!あの人のいうことなら絶対だ!」と思える人がいても、鵜呑みにしてはいけない。
人である以上、判断を誤ることだってある。ヒューマンエラーは必ず存在する。
僕らに必要なのは、それすら許容する、器の大きさだろう。
自分はミスをする。
相手もミスをする。
そんな自分を受け入れる。
そんな相手も受け入れる。
それだけ考えていれば、副作用にも対応できるのであろう。
不測の想定。
想像力。
先を読む力。
人であるからこそできる思考力に感謝する。
その上でぼくは人生を楽しんでいきたい。