思い入れのある方々を見送る3月。

毎年のことではあるけれど、少し落ち込み気味になるもので、

すこしでも元気に過ごしたいので、気分が上がりそうな予定を入れてみたら、

想像以上に身体にこたえて現在に至ります・・・

 

まずは人間ドック。

終わった後の達成感・・・からの再検査。

病院巡りの日々は続くようです。

 

上手く予定がつかなくて、夜行バスで行くことになった宝塚大劇場。

「ROBIN THE HERO/オーヴァチュア!」を観劇。

「ROBIN THE HERO」のほうは、展開や音楽がディズニー風味で、

勧善懲悪を楽しめるファンタジー+宝塚の様式美、という感じ。

滞在したことがあるノッティンガムが舞台ということで懐かしく思いました。

舞台上に、精霊役が登場する場面も多く、そういうところもイギリスっぽいし、ディズニーっぽい。

「オーヴァチュア!」は、トップ男役さんの魅力を堪能できる構成になっているなあと思いました。

雪組の今後がますます楽しみです。

 

そして、弾丸日程で観劇を決めた「マスタークラス」

現在は、ミュージカルを中心に活躍されている、元雪組トップ男役の望海風斗さんのストレートプレイ。

アフタートークもあると聞いて、松本まで、雪がちらつく中、車で往復4時間ちょっと。

 

歌唱力抜群の望海さんが歌わないということにも驚きましたが、

マリア・カラスが教壇に立っていたということにも驚きました。

 

休憩も含めて2時間20分、望海さんがほぼ一人で話し、真剣に、でもユーモアも取り入れて、教員を演じます。

観客は、マスタークラスを見学している受講生の位置づけで、

拍手をしたり、止められたり、指をさされて小言を言われたり、休憩を指示されたり。

イマーシブっぽさがありました。

 

望海さんが一人で3役を演じ分ける場面があるのですが、その演じ分けとそれぞれの迫力がすごかったです。

最近の舞台は、一つの役に複数の役者がキャスティングされていることが多いので、

この役は○○さんが演じたら、こうなのかな~、××さんが演じたら、どうなるのかな~、と想像することもあるのですが、この「マスタークラス」のマリア・カラスは、他ならぬ、今の望海さんだから演じられた作品なのだと感じました。

 

望海さん以外のキャストの方も、オペラの歌い方ができる方が揃っていて、

3人の「犠牲者(とカラスに呼ばれる生徒たち)」は、それぞれに真剣だけど、どこかコミカルなところもある。

でも、真剣。それが分かってるから、カラスも真剣に教える。

「犠牲者」たちも真剣に、それに応える。

「人生の中に2つ3つオクターブ高いFを付け加えないとダメ!!」

根底に愛があるからこその厳しい言葉は、それゆえに他者の人生に響くのだと思いました。
 
観劇前には、松本市美術館のロートレック展に行きました。
ロートレックの作品は、構図やタッチが個性的だし、
エピソードもいろいろとある、個性派というイメージがあります。
今回の美術展でも、そのイメージにつながる作品を鑑賞することができました。
どうやったら、その構図が思い浮かぶのか、そのアングルからの風景が描けるのか、
首をひねりながら考えてみても、さっぱりわかりません。
 
ツボったのは、複雑な関係にあった父親を描いた作品。
 

年を重ねても、お別れは苦手なので、また会う機会があるといいねって感じで見送っていきたいものです。