怪★赤い女~弟が無茶を止めた理由 | 宇宙からのメッセージが届く【グラかもの館】へようこそ

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梨で好きな品種
『にっこり』ですね。
そう言えば、
もう遥かに、大昔なんだけど。

私の弟が、
まだ十代の頃。
栃木の方へ
ドライブに出掛けた時の話。

栃木県下で、
山奥だと思うけど、
ちょっと、
奇妙な話があるんだ。


心霊話としては、
今一つの話故にも
【閲覧注意★】にしときますわウインク



弟は当時、
免許取り立て。

免許を取ったと殆ど同時に、
中古車をローンで買い入れ。

その車を、乗り回してたわ。

父や姉の私の心配も他所に
休みになると
『友達とドライブへ』

そんな弟が、ある晩に
車のあちこちを擦って、
泥だらけにして帰宅。

まるで、
ラリー後みたいな車。

父は、案の定
烈火の如くに怒ってた。

(弟、単純だから。
私の様にも、
影でタイプと違うしてへぺろ

父は、まだ若い頃は
怒る事もたまにあってね。

拳骨貰って、
2階へ逃げた弟から、
その理由を私が聞いたのよ。

弟が言うには。
最初、昼過ぎに
佐野近郊と
宇都宮辺りの
友達2人を拾い。

そこから、
市内へ行き
夕方までの間を
ご飯を食べたりで過ごし、
2人を、送り届けてから。

暗くなる前にと思って。
(親父が煩いからと)
群馬県側へと
栃木の何処かから、
山道を抜け一直線に、
向かおうとしたらしいんよ。

だが、
免許取り立て故にも、
土地勘もないのに、
無茶の選択をするもんだから、
途中で迷ってしまったんだと。
(ナビもない時代。
弟アホで、地図もなし)

『行ける処まで、
道は続いてる~』的な
ノリなのか?


周りに、
果樹園がある様な道から、
林道を選び進んでったらしい。

何処をどう迷ったのか?
辺りが暗くなる頃に、

着いた処が、墓場。

間違えた?と来た道を戻る。

別れ道で別の道を選択する。

また、暫く行くと元の墓場。


変だな~とまた戻る。

また、
別の道を行くと元の墓場。

グルグルグルグル、
戻って進んで、
また、その墓場。





辺りはもう暗い、
見渡すと周りは墓場。

そんな状況の時に
弟が見付けたのは、女。

暗い墓場の真ん中に、
赤い服を着てる女が、
ポツンと突っ立ってる。


お父さん『もう暗いのに、
墓参りの人かな?
道を聞いてみようかな?』

降りようとして、
気が付いたって。

お父さん『なんで、
あの女が見えるんだ?』

よくよく、
目を凝らして
見るとその女。

赤い洋服ではなく、
赤い着物(長襦袢の様な)
物を身に付けてるのが見えた。

髪が
裾が
袖が、
風にヒラヒラ
ゆらゆら棚引いて。

宙に僅かに浮いて、
ゆっくり、ゆっくり
くるりと回ってる様な・・・。


お父さん(不味い、逃げなきゃ)

車を出して、
必死にハンドル握りしめ、


振り向くと、木陰から
女が見え隠れてる、
離れていってるような
気がしないんだと。

6回程度も同じ、
場所へ出たと言ってた。

そこで、弟。
(母ちゃん、母ちゃん、
頼む、助けて助けて~えーん

そうしてたら、
ようやくその一帯から、
抜けられたんだとさ。

お父さん『俺、
あの女に
連れてかれそうになったんだ』

そう、弟が言ってました。

お母さん『狸に、化かされたんだんべ』

お父さん『狸じゃねえし、嘘じゃねぇ。』

そんな話を、
弟とした事がありました。


そう言えば弟、それ以後。
『ドライブに』を止めてた。

因みに、
母ちゃん=母は、
弟が小学2年の時。
(私が小6)で、
交通事故ししてます。






私、
後からこう思ってました。

もしかしたら?
その『赤い着物の女』
元芸者の母だった?。

たまに着物、
着てました。

弟の記憶には、
着物姿で踊ってた。

美しかった
母の艶やかな姿、

残って無いかも?だけど。

お前、
母さんが死んだ
1ヶ月程も後。

高熱だして
死に損なってるよ・・・

祖母の機転で、助かった。

それ以後、
父がやっと、
子供達の体調。
気にするようになった。

どうしてるかな?。


音信不通になって、
もう3年になります。


父ちゃん、
母ちゃん、
婆ちゃん、

バカなあいつを、
守ってやってくれ。

出来ることなら、

互いが
逝ってしまう前に
もう一度だけでも、
会わせてやって欲しい。