どうも〜、カラオケにて途中で歌うのやめる奴だけには厳しいURYUです。

下手でも高い声がでなくても、お前が選曲したならやりきれ!と空気ぶっ壊す緊張感持たせてます😎

今回は僕が尊敬する教え子について、少し書きます。
まぁ僕が凄いわけでは全くなく、彼らが努力したから掴んだものと先にお伝えしておきます。

本格的にチームを持ってコーチングをしているのは今年からなのですが、現所属のRochedale Rovers FCに以前在籍した2017年シーズンにも少しコーチングを携わらせて頂きました。
当時はU15のアシスタントコーチとして顔を出し、時にはヘルプとして色んな年代のアカデミーチームを見るくらいです。

で、その時のU15にいた選手が現在はベルギー1部リーグのクラブにいます。(先日ノルウェー1部にレンタル移籍)
キーゲンは現在21歳。
オーストラリアU23の代表にも選ばれていて、将来のオーストラリアを背負うべき男。

17歳でオーストラリア2部リーグでデビューし、その2年後には1部のAリーグ(プロリーグ)デビュー。
昨年はまた2部でプレーしていましたが、数ヶ月ですぐにAリーグへ復帰。
やはり彼の才能はすぐに認められるのでしょう。
そして、今年の6月の移籍期間でベルギーのKAAヘントへ移籍。オーストラリア⇨ベルギーと着実にステップアップしている頼もしい選手です。

先日試合を観に来てくれた時の写真



次は、現在Rochedale Rovers FCトップチームの監督スコット・マックニコルの息子、クイン・マックニコル
⬇当時は8歳の人懐っこいサッカー少年。
監督のスコットは2016、17年と僕が以前いた時にもトップチームの監督をしていて、クインは毎日お父さんについてきて僕らの練習を見てました。

練習後には毎日彼と一緒にボールを蹴るのが習慣。
無邪気なかわいい少年と遊んだ感覚で、教えたことはリフティングくらいですが、弟子扱いしてました。
クインは現在15歳。

プロ契約ではないですが、クイーンズランド州、唯一のAリーグBrisbane Roarのアカデミーに所属し、先日は国内カップ戦でクラブ史上最年少のトップチームデビューを果たしました。 
経験の出場とは言えど、15歳7ヶ月でプロとやり合えるなんて凄い。
あの森本貴幸の15歳10ヶ月6日というJ1最年少出場記録よりも早い。


今後はオーストラリアで収まることなく、若いうちにヨーロッパなど世界でチャレンジし、ビッグになってもらいたいです。



他にも立派に育った尊敬する教え子達はいます。
いまセンターバックのコンビを組むのも元教え子というのも感慨深いです。
昔教えていた選手達がこうして成長しているのは本当に嬉しいことで、味方として、対戦相手として戦うって凄く幸せなこと。
もうそういう時代になってきたんだな〜。としみじみ思います。


よく親御さんに質問されるのが、
彼らはどんなトレーニングをしてたのか?
彼らの昔はどうだったのか?
何をしたらあそこまで行けるのか?

といった内容。

これに対して明確にこれをすれば!とかこの教育がベスト!というズバリの正解はないです。

結局は他の誰でもなく、彼らが頑張ったから。
親やコーチがしたことなんてほんの僅かなことで、枠組みを作ったり環境を与えたくらいです。(←これが大事。)

そこからやるのは本人なので、どこまで成長できるかは全て本人次第。


飛躍する選手、生き残っていく選手に共通するのは皆
サッカー馬鹿ということですかね。
途中で諦めない、やめないこと。
自ら選んだからにはとことんやる根性がないと、どこかで妥協し、自分に負けていくでしょう。


『挫折』を、俺より上手いやつがいるから敵わない。とネガティブに捉えず、
あいつに勝つ!というポジティブに捉えれたら、彼らのように成長するのではないでしょうか。



紹介したキーゲンは15歳の時、確かにサッカーセンスはありましたが、あそこまで世代を代表する選手になるとは思いませんでした。
プロでやれるとも、ヨーロッパへ行くとも。
同じ地域のブリスベンでも彼は五本指に入るほどの選手ではなかったです。

でも、彼はサッカーに全てを注ぐ、そんな人間だったと周りの人間は言います。
プレーはチャラチャラやってるように見えるが、誰よりも負けず嫌い。


試合中にやりたいことを伸び伸びやらせてあげたコーチや親のおかげもありますね。
あれしろ、これしろでは選手の可能性は広がりません。

結果論で否定することは誰にだってできます。
失敗や屈辱、挫折は成長に大切な栄養分なので、プレーに関してはどんどんチャレンジさせてほしいです。

で、そこからどうやったら上達できるかのアプローチをメンタル的に、私生活からの向き合い方を提示してあげればいいと思います。


言ったことができないのは、人間としても選手としても成長しない。
言ったことしかできないのも、突き抜けることができない。
子供だとか関係なく、考えて何か行動できると良い選手、良い人間になっていくと思います。
※言ったことすらできない人間は、自分で考えて行動するなんてのはできません。



謙虚さ、誠実さ、素直さ。

メンタル的なことがサッカーに必ずでるので。
常にハングリーで直向きな奴が伸びていくと、僕の経験からは言えます👍



なにか参考になれば幸いです。



今日もありがとうございました。