僕の寮(サッカークラブ)では、毎日カレーが出ます。1日2〜3食はカレーです。
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バングラデシュに来て間もない頃は、「カレーの毎日はきついよ・・・」と嫌々口にしていました。
それがかなりのストレスでしたね。
食べる量が減るため、体重は5キロほど落ち、体調も良くない。コンディションが上がらない。
毎日食事の時間が憂鬱でした。
食事って楽しいものなのに・・・
外食しようとしても寮の周りはカレー屋台ばかりなので、それなりのクオリティーがある他国料理を求めるなら遠出するしかありませんでした。
首都ダッカの中心地は常にえげつない渋滞なのでタクシーでも最低1時間はかかります。
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それは、2019年シーズンに怪我をして日本に1か月滞在した時訪れました。
「俺、ひょっとしたらバングラデシュカレー求めてるかも・・・」
無性に食べたくなりましたね。(笑)
あんなに嫌だったのに、色んな人に食生活を相談したのに、今はこんなに食べたいんだなんて。(笑)
離れて初めて気づくってやつですね。
遠距離恋愛?単身赴任?で本当に家族恋人の大切さ、温もりに気づくてきなやつか?😆
今は毎日食べれますし、食べたいです。
不思議と飽きないんです。
それは何故なのか?
今回、その秘密を僕が食べている寮のカレーで探ってみました。
※各家庭やレストランによって多少異なると思います。ご了承下さい。
バングラデシュカレーのスパイス
コリアンダー
クミンシード
ターメリック
クローブ
テスパタ
シナモン
カルダモン
ナツメグ
タマリンド
青唐辛子
ニンニクすりおろし
生姜すりおろし
ほとんどのカレーはこれらを組み合わせて作ります 。
テスパタは、インド周辺の地域でカレーなどを作る際に使われているスパイスですが、日本では手に入りにくいため、使い方も効果もよく似ているローリエというスパイスを代用されたりします。(日本のレストランで)
スパイスの分量は人それぞれで、美味しくハマってしまう味が出せかどうかです。
香辛料の入れる順番、タイミング、火力はとても重要で、味も大きく変わってきます。
バングラデシュカレーは骨付き肉を骨ごと叩き切っている
バングラデシュのカレーは鶏肉も牛肉も山羊肉も鳩もアヒルも、骨付き肉を骨ごと叩き切って使うので、日本食のようにだし汁を使わなくても骨髄から出るエキスで美味しさが出ます。牛骨
鶏骨
同じスパイスを使って作っても、カットした骨が入っていなければ、いまひとつやみつきになるバングラデシュカレーの味にはならないそうです。
化学調味料不使用のカレー
これも皆さんに知って頂きたい超重要ポイントなのですが、バングラデシュカレーは化学調味料不使用
なんです!
バングラデシュの料理は基本、
「素材+塩+香辛料」だけです。
これのみでコクと旨味を出しています。
例えば、毎日食卓に出てくるダルスープ(日本の味噌汁にあたるもの)は、揚げ玉ねぎや揚げニンニクを入れて、こくを出したり、これからは熟して無いマンゴー(ベンガル語でカチャアム ※カチャは未熟、アムはマンゴーという意味)を入れ酸味を出したりします。
とても奥の深い味です。
寮のダルスープ
バングラデシュカレーはサラッとしている
バングラデシュカレーは水分が多く、サラッとしています。
非常に食べやすく、ぺろっといけます。
バングラデシュ人は右手でカレーとご飯を混ぜて食べるため、 食べやすいようにとサラッとしたカレーが作られるのです。
ちなみに、日本のバングラデシュレストランで出されるカレーの大半はドロッとしているそうです。
理由は、私たちが食べる日本カレーはドロッとしているため、その感覚の域を越えてしまうと受け入れられない可能性があるから、料理人たちは「日本人好みの本場カレー」を作るそうです。
日本で食べる「本場カレー」は、実のところ日本化された「本場カレー」ということですね。
それもそれで美味しいんですけどね😋
日本では、手で食べる習慣がないため、スプーンで食べても美味しいように、カレーはドロッとしたものが普及されたみたいです。
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バングラデシュカレーはどういったものなのか、少しはイメージできましたかね?
・クセになるスパイス
・髄液たっぷりの旨味があるルー
・化学調味料無しの味付け
そしてバングラデシュカレーは水分が多く、サラッとしているため、毎日食べれるのだと思います。
バングラデシュに来る機会がありましたら、本場のバングラカレーを体験してみてはいかがでしょうか?