東日本大震災から13年

今日は東日本大震災から13年目です。

20000人弱の方が亡くなっています。

本当に大きな災害でした。

13年前の大震災時はドーハの事務所で働いていました。

BBCの津波の映像が凄くてボー然としたのを覚えています。

家族と連絡になかなか取れずヤキモキしていました。

大津波での福島の第一原子力発電所の事故が1番お粗末でした。

予想の津波の高さが5.7mで実際に来た津波の高さは15mで話になりません。

2008年に東京電力での試算で15.7mとしていたが対策されずにこの様な大きな事故になっています。

そのために賠償、廃炉費用が21.5兆円かかるそうです。廃炉が遅れていますので、もっと増えそうですね。

安全を軽視した東京電力と政府の責任が大きいです。

私は石油、天然ガスの掘削を主にしています。

やっぱりエネルギーを持った地層を掘るのは危ないんです。地層圧に負けない様に泥水の比重を高めて掘削します。

現場ではエンジンが動力源なので、もしもエンジンが使えなくなった場合の安全対策が何重にもなっています。バックアップのエマージェンシーエンジンがあったり、圧力を蓄圧する機器があって電力が使えなくとも安全に井戸をシャットダウン出来ます。

この原子力発電所の安全対策の幼稚さにびっくりでした。外部電力が無いと核燃料の冷却が出来ないなんてあり得ませんね。本当にです。