岩本寺から85km離れた金剛福寺
御本尊 三面千手観音菩薩
四国の霊場中の霊場に数えられるのが、足摺岬の38番の金剛福寺です。
足摺岬は四国で1番の南ですので、浄土に1番近いと思われていたんですね。
紀伊半島の補陀落山寺と同じですね。
紀伊半島の場合は潮岬が1番南ですけどね。
平安時代に賀東(がとう)上人がここから補陀落渡海(ふだらくとかい)をしたと言う話が「発心集」に出ています。
補陀落渡海で漕ぎ出したのは人間ではなく菩薩なのです。常識で解こうとすると、まず水葬があって、それから観音の浄土に行こうとするという説明をしますが、補陀落渡海の船に乗った場合は、その人は観音になっているんだ、生きているとか死ねとかという問題では無いんだという事を示しているそうです。
仁王門
亀が目立ちます。
「大師亀」と名付けられた大きな亀の石像があり(写真下)、祈りながら頭を撫でるとご利益があるそうです。
本堂
多宝塔
愛染堂
大師堂
大きな鍾乳石ですね。
御朱印
お遍路三日目は金剛福寺で終わりです。
中村まで戻り宿泊しています。
足摺岬は遠かった39番の延光寺までは行けませんでした。
3日目実績は
四国八十八箇所 11霊場 38/88
四国別格二十霊場 1霊場 5/20
金剛福寺の後に足摺岬をウロウロしています。
なかなかの観光地です。
ここには38年ぶりです。