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actors team Re-birth
ヨシオカハルカのブログです。

V6/GLAY/ハロプロ/ヒプマイ/ドラァグ・レースのヲタク。

人に口は出さない、出させない。
私は入間銃兎の女。

ACT UNIT 依存
平日芝居編題弐ノ界
「絶対彼死 kareshi is zombi」

無事終了いたしました。

ヨシオカハルカです。

公演2日前に台本のオール変更。
確かに直した後の台本の方が良い。だから仕方ない。
でも、苦しくてやり切れない気持ちの中迎えた本番。
変更になったことが辛いんじゃなく、せっかくもっともっと高めていけるはずの台本なのに、たった2日の稽古で出さなければいけないことが悲しかった。

それでも「楽しみにしてるよ!」「鹿児島から行きます!」「岐阜から行くよ!」「仕事早く終わったから向かいます!」などなど、沢山の人が暖かい言葉と笑顔で待っていてくれたからとにかくやらねば、と走り切りました。

正直不甲斐ない点も多く、やっぱりもったいないなあという気持ちはありますが、終盤にはお客様のすすり泣く声が聴こえ、少しでも心に届けることは出来たのかな。と思いました。



冒頭。口上を述べるシーン。

「ACT UNIT 依存 平日芝居編題弐ノ界 絶対彼死」
「私の彼は ゾンビ」

瞬間、笑い声が。
ああ、そうか確かに私たちは ゾンビ の本当の意味を知っているけど、このタイミングではまだお客様は知らないんだよな。だったらこの不思議なタイトルに笑うよなあ。この反応こそが舞台だよなあ。と思いました。

そして物語は進み、中盤ほど。
私の台詞でもう一度

「そして 私の婚約者は ゾンビになった」

今度は誰も笑いませんでした。
鼻をすする音も聴こえます。
ゾンビの意味が伝わっている。物語が届いている。と嬉しくなりました。


このリアルな反応を求めて、私たちはただ1時間半の舞台のため、何時間も何日も何週間も何ヶ月も費やしてしまうんだなあ。と。


今回こそは終わったら辞めよう、と思っていましたが、やっぱりまだ続けるしか選択肢は無いようです。

ご来場いただいたお客様、気にかけてくれた方々、全ての方に愛を込めて。