決して話せない、話すこともない関係になって、そばに寄ってくる口実になってたことも、シャットダウンしちゃった。でもまだやつはその辺にいる。
彼がそこにいる。
まだそれだけは残されている。
近くを通りすぎるときの香りとか、遠くからちらっとみる姿とか。彼の周囲の人から伝え聞く彼の所業とか。
こういうのなんていうんだろ。
サイレント???
でも、サイレントに入る前には、相手と疑い無く愛を確かめる瞬間があって、恐れをなした二人が逃げるのがサイレントっていうらしく、私と彼みたくはっきりと心を確かめあってない関係は、そうではないって、ただの妄想だって、宇宙の法則は完璧で例外はないなんてのを、ちまたのネットで読んだりして。その度に、お前に私たちの何がわかるんだ。
不倫だってわかってて、好きですって言えちゃうのがツインの正しい形なんていわれると、そうできなかった私はバカなのか。
いやそれでもできないからそれはツインじゃないってことか。
でも確かにあの秋の最後のきらきらした一瞬の感覚は愛の言葉を直接的に伝え合ったわけではなくても、私たちの中では確かめ合ったともいえるのか、他の何者とも違う。それは私だけがわかる。ネーミングがなんであろうと、彼と私は何かでつながっている。あがなえない何かがある。
だからそれが怖くて離れたのか。
っていうのを悶々と繰り返す。
ちなみにもう今ネットのツイン情報もほぼシャットダウンしちゃった。個人のblogはちょっとのぞいてるけど、商業ベースはもうみない。
私と彼は二人固有のストーリーだと思うから。
不倫にできないのも、かといってお互いに離婚するってのもなくて、ただ出会ってしまって、猛烈に引き寄せられて、私も彼も全部の感情を出して、そしてこのままじゃだめだって離れた。
こういうのをなんていうのか。
情報をシャットダウンしたってことは名前はいらないんだろってことだけど。
とにかく、私が成すべきことはわかってる。
ものを手放して、からだの声を聞いて、自分の使命(仮で今の仕事)にベストを尽くして、
そして、思い出す。
思い出して
って彼なのか私なのか入り交じった声が言ってる。
早く思い出して。
今の私はそのために生きている。