本日(4月4日)会津漆器協同組合会議室において
会津漆器技術後継者訓練校第8期生の入校式が行われた。
菅家一郎会津若松市長も震災支援、被災者受入れで忙しくしている中、
入校式に駆けつけてくれた。感謝。
訓練校では昨年度募集を休止していたが、多くの方々のご理解とご尽力により、
新しいコンセプトのもとに訓練校をスタートすることができた。
今までは、毎年、塗り専攻と蒔絵専攻の訓練生を同時に募集していたが、
今年度から、蒔絵専攻と塗り専攻を毎年交互に募集することとした。
訓練期間は従来通り2年間。
今年度は蒔絵専攻4名が第8期生として入校した。
訓練校運営委員会では昨年カリキュラム委員会を組織し、
運筆法等の基礎実技力、図案力、商品開発力のそれぞれの強化を柱に
蒔絵専攻に特化したカリキュラム編成作業を行った、
指導にあたるのは、現役の職人の方々を中心に、
県立博物館の学芸員、ハイテクプラザ研究員等外部の専門分野の方々も含め。
総勢30名を越える精鋭たち。
ご自身のお仕事の時間を割いて訓練校に足を運んでご指導いただくことに対しては、
その高い志しにただただ感謝、感謝。
会津は昔から蒔絵等の加飾が盛んに行われていた産地。
加飾は今後の会津塗の差別化にとって重要な技術。
今の時代や雰囲気にマッチした図案のデザインであれば、必ず受け入れてもらえるはず。
新しい訓練生には、技術と同等にそういった図案力を身に付けてほしいと願っている。
最初の授業は漆概論。
担当いただくのは、漆掻き職人として漆を知り尽くしている谷口吏氏。
訓練生4名だけではもったいない。。。
私も聴講したい・・・・
明日から2年間、長いようで短い訓練期間がスタートする。