時事  ロシアと北方領土 | 不幸のブログ 

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三次元と四次元の狭間 に関しての記事と生命の科学と宇宙の法則
について語ります。

今日一つ目の記事です。


今度から短い記事が増えます。




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ロシア対日戦勝65周年 北方領土占拠を正当化


2010/09/03


日本が第二次大戦の降伏文書に署名した9月2日をロシアが事実上の対日戦勝記念日に制定したのを受け、
極東各地では同日、戦勝65周年を祝う式典や軍事パレードが行われた。


サハリン(樺太)の行事では、ソ連の対日戦を「解放」戦争だったとする発言が政官界から相次ぎ、
ミロノフ上院議長は日本の北方領土返還要求を「歴史の捏造(ねつぞう)だ」と断じた。


新記念日の正式名称は法制定の過程で、
「第二次大戦終結の日」と和らげられた。


しかし、その狙いが、ソ連による日ソ中立条約を破っての対日参戦や北方領土占拠の
正当化にあることが改めて鮮明になった。


 北方領土を事実上管轄するサハリン州の州都ユジノサハリンスクでは2日、
軍事パレードを含む式典が行われて市民ら数千人が参加した。


 ■サハリン残留日本人 帰国への思い断ち切る


 ロシアの“対日戦勝記念日”を大々的に祝ったサハリン(樺太)は戦前、
その南部(北緯50度以南)が日本領で、約40万人が住んでいた。


ここには今も、65年前の8月にソ連の苛烈(かれつ)な侵略を経験し、
戦後、さまざまな事情で帰国を断念した同胞がいる。


ロシアが「解放戦争だった」と主張する対日戦によって、
南サハリンの地に暮らしていた住民たちの命運は翻弄(ほんろう)された。


 「どの家の屋根にも大きな白旗が掲げられていたのに、
ソ連の航空機はどんどん爆撃した。


駅前広場はおびただしい血で、
私たちは横たわる死者・負傷者をまたいで山の神社に隠れたのです」


 日本が降伏した8月15日以降、地方郵便局に勤めていた根本ミヨさん(84)
=ドリンスク(旧名・落合)在住=が、避難先のユジノサハリンスク(豊原)で体験したことだ。


「コルサコフ(大泊)から出るはずだった郵便船も爆撃されていた」


 8月22日には、北海道留萌沖で引き揚げ船3隻がソ連と疑われる国籍不明潜水艦の魚雷攻撃を受け、
婦女子を中心に死者・行方不明者1700人以上を出した事件も知られている。


 「上空の飛行機に、何も分からない子供たちは万歳をしていた。
その飛行機が銃撃をし、発電所を爆撃したのです」。


ブイコフ(内淵)で終戦を迎えた魚住笑子さん(79)=ドリンスク在住=もこう証言し、
「日本の降伏後にソ連が攻撃することなど思ってもいなかった」と話す。


 戦後しばらくは引き揚げの機会はあったが、経済的理由などで戻れなかったという。


 「娘を(残留)朝鮮人に嫁がせ、その金で親を引き揚げさせた人も多かった」と魚住さん。
「私たち親子には金がなく、帰れなかった。
引き揚げる友人たちを見送り、同じ日本人なのにと隠れて泣いていました」と回想する。


 1946年12月には米ソ協定が結ばれて国の引き揚げ事業が始まったものの、
ここで対象とされたのは日本人と子供のみ。


40年代末までに魚住さんは朝鮮人と、根本さんはロシア人と結婚し、子供も生まれていた。
家族と暮らすためには、帰国の思いを断ち切るしかなかった。


日本の降伏後に攻撃を続けたロシアが、「戦勝」に浮かれていることをどう思うのだろうか。

 魚住さんは「戦争に勝った国よりも、負けた日本の方が立派な暮らしぶりだと言ってやる」と切り捨て、
「私たちはここにいても日本人です」と力を込めた。(ユジノサハリンスク 遠藤良介)

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米軍基地問題に、竹島問題、

更には尖閣諸島問題に、こちらは北方領土問題。


弱気の外交を続けながら結果的には外国の言いなりに
なってきていた日本の政治の付けが、今支払われている気がします。


不思議なもので、まるで各国が申し合わせたかのごとく
今年は米軍基地問題に始まり、今現在は中国との尖閣諸島問題が大きく浮上し
そしてこの北方領土問題と


日本はことごとく領土問題で外国から見えない侵略を
受け続けているように思えます。


ロシア政府に関しては、一時は北方領土4島のうち、二島の返還に
応じるという話をしていた時期もあり、


今回の主張は今までの日本への歩み寄りを全て排除して
北方領土全島をロシアの正式な領土であると宣言したもので、
その意図が図りかねます。



(日本を取り巻く諸外国の中で、ロシアは日本への影響力を駆使できなくなり、

せめて北方領土だけでも奪っておこうという意識かもしれません)


北方領土問題は延々と取り上げられてきましたが、
それが解決することなく時間だけが経過している間にも
北方領土のロシア化は進み


今ではそこがロシアの領土であるという
既成事実を作り上げてきたようにも思えます。


長年続いた事が当たり前とされる。。


既成事実が権利を超えて主張される事になる。。。


今回のロシアの対応を見て

そう感じるものがありました。


米軍基地問題もそれに似た問題が含まれていると思いますし


韓国の竹島の領有権や
中国の尖閣諸島の領有権の主張に関しても


時間の経過が歴史的正当性を覆してしまう。
そんな危険性をはらんでいると思います。


そして今見えているのは
近隣諸国が日本を狙っているという事実だけ。


私達が交流してきた国々、
そして政府が今後も親密に交流していくであろう国々は
日本に友好関係など示してはいない。


彼らは日本から金と権利をむしりとりたいだけ。。。


日本を取り巻く現実問題を直視して
まずはこの事を理解してもらいたいと思います。


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P.S.


鈴木宗男氏が逮捕されましたが
彼はロシアに強いパイプを持った政治家でした。


その人間が逮捕された背景には
ロシアのこのような日本への対応と
何らかの関係があるのだと想像しています。


つまりロシアと交流する予定がなくなり

外務省あたりが鈴木氏を邪魔な人間と判断した

そんな可能性です。




終戦間際に日本の降伏の噂が聞こえてきたころに
一方的に不可侵条約を破って日本に宣戦布告し
降伏後の日本に対しても容赦なく攻撃を続けた。。


そんなロシアが北方領土を奪取したその行為に

正当性はないという事も是非忘れないでください。