今週の土日は、仕事が休みでした。

先日ブログに書いていた、血管腫の除去後の病理検査の結果を

聞くために、昨日病院に行ってきました。

心配はしていなかったのですが、悪性ではないとのことでした。

先生が、稀に悪性の方もいらっしゃるとおっしゃっていたので、

もしかしたら、稀にの中に入る可能性もありましたが、

お陰様で、大丈夫でした。

 

 

病院で名前を呼ばれるのを待っていた時、

結構お若い方が、ご両親と一緒に、外科の診察室へ

入って行かれました。

多分、高校生か大学生くらいの方でした。

この病院の外科の診察は、大腸がん、乳がんなどがんの検査に関わる

診察なので、こんなお若い方が、もしかしたらがんの診察なのかなと思い、

ご本人も、ご両親も辛いだろうなと考えてしまった。

 

他にも、脳外科の診察室にやっぱりお若い方が入って行かれ、

診察室から出てこられた時は、車いすで看護師さんに押してもらい

ながら、出てこれました。

 

 

なんだか夫が患った時、病院に通ってた時のことを思い出して

しまい、心臓がドキドキした。

以前ブログにも書きましたが、会社で吐血して、わたしが救急車を

呼んで、緊急入院になりました。

夫が目の前で吐血したので、わたしもパニックになり、救急車が来るまで

震えが止まらなかった。

病院に着いてすぐに処置してもらえましたが、待っている間、

身体がガタガタ震えて、立ってられず、看護師さんに何か言われても、

答えられなくて、どうしていいかわからなくて、辛かったことを

思い出しました。

先生には、入院して検査をすると言われ、胃潰瘍かもしれないと

言われましたが、結局検査したら、胃癌でした。

 

 

夫は、注射も大嫌いで、痛い事が無理で、病院も好きではなかった。

でも、胃癌が見つかる前、自分から、

「ピロリ菌があると胃癌になる確率が高いから、除去したほうが

良いので、胃カメラ検査する」と自分から言い出して、

わたしにも受けたほうが良いと進めてきたのです。

わたしは、昔、胃カメラを検査したことがあって、めちゃくちゃ

辛かったので、わたしは良いから、夫だけするように言ったら、

夫は、自分で病院に行き、胃カメラ検査をして、ピロリ菌があったので、

除去をし、完全に除去ができました。

 

 

なのに、何で胃癌になるの。

ピロリ菌除去したら、胃癌になる可能性が低くなると言っていたのに。

 

 

夫の従妹に医師がいて、夫の病気のことをずっと相談させて

もらっていました。

やっぱりその従妹にも、ピロリ菌の除去はしたことがあるか

聞かれ、除去をしたことを伝えたら、

「稀に、除去しても胃癌になる人が居るんだ」と言われました。

 

 

また、「稀に」か。

何で「稀に」に入るのよ。

夫は、宝くじだって、高額で1万円しか当たったことないのに。

なんでその「稀に」に入るのよ。

そんなことを思い出して、腹が立って、悔しくなった。

 

 

夫の胃癌の手術のあと、術後が悪く、熱が下がらず、

本来なら退院は、1週間ぐらいだったのに1カ月間も

入院することになった。

 

 

元気だったことろは、朝、週に3~4日ふたりでジョギングしていのに、

夫が入院中のため、わたしはひとりで、Official髭男dismの音楽を

聞きながらジョギングをしていた。

わたしが、ジョギングする時間になると、夫から必ず

「おはよう。もうジョギング中かな?気をつけて行って来て。

オレもリハビリがんばる」ってLINEが来てた。

夫は、絶対に治すんだという気持ちで、毎日点滴をしたまま、

朝早くから、病院の中庭に出て歩いていました。

 

 

久しぶりに何故かその時に聞いていいたpretendaer、宿命を聞きたくなり、

聞いてみた。

 

 

生きていたんだ。

この音楽を聞いていた時、夫はがんばって生きようとしていたんだ。

夫は、確かに生きていたんだ。

生きていたのに。

 

こんなことを思いながら、やっぱり号泣してしまった。

まだ、闘病中の事を思い出すと辛い。

何がいけなったのか、どうすればよかったのか。

また自責の任に駆られる。