食道アカラシアとは、食道と胃の境目にある筋肉(下部食道括約筋)が、
この筋肉を支配する自律神経の変性や消失によって、
厚くなって緩まなくなり、
食べ物が食道から胃へスムーズにいかなくなる病気です。![]()
口から入った水や食物は食道を通って胃に入りますが、
このとき普通なら食道の一部が収縮し、胃に向かって順々に伝搬します。
いわゆる蠕動運動で、
これによって寝転がっていてもも逆立ちしていても飲食物は胃に送り込まれます。
普通は、飲食物が食道にはいると同時に食道下部の括約筋が開きます。
この下部食道括約筋が開かなくなったり、開きが悪くなったりするのが食道アカラシアです。
同時に蠕動異常も見られます。
下部食道括約筋は胃から食道への逆流を防いでいますが、
必要なときに開かないと飲食物が食道に滞留してしまうのです。
《症状》
①徐々に進行する飲み込みにくさ
初期は時々ですが、次第に持続性となります。
つかえ感は、主に胸骨の下部で、頚部や咽頭部の詰まった感じがするという人もいます。
②吐く
咽頭から前胸部・胃の上の方にかけて感じられる吐きそうな感じの不快な感覚がなくて吐いてしまう。
吐いたものに胃液が入っていない(酸っぱくなくて、喉がヒリヒリしない)のが特徴です。
夜間寝ている時にいきなり吐くことがあります。
③痛み
胸骨の後方痛、前胸部の圧迫感がおこることがあります。![]()
④夜間の咳
睡眠中に食道内に滞留していたものが逆流しておこります。![]()