デレシアからシルフ領での異変を双蛇党党首であるカヌ・エ・センナに伝える依頼を受けた私は、一路グリダニアに向かった。
アルトアレール「お久しぶりです、カヌ・エ・センナ殿。」
カヌ・エ「ご無沙汰しております、アルトアレール卿。いえ、フォルタン伯とお呼びした方がよろしいでしょうか?」
アルトアレール「今は冒険者としてこちらに来させてもらった。アルとでも呼んでもらえれば十分だ。」
カヌ・エ「伯爵であるあなたが、なぜ冒険者に?」
アル「イシュガルドがエオルゼア同盟に加わる前から、我がフォルタン家は冒険者を積極的に受け入れを行ってきた。冒険者は各地から訪れ、その故郷や旅先の話しを聞くのが何よりの楽しみだった。イシュガルドの門が開かれた今、私はエオルゼアの各地を訪れて見たくて旅する事にしたのだ。」
カヌ・エ「異国の文化を見るのは楽しいものですものね。」
アル「ああ。その地を訪れ、その地の人々と交流することはかけがえのない財産になると思っている。」
カヌ・エ「素敵ですね。だから冒険者という事ですか。」
アル「日銭を稼ぐ必要もあったので、そういう事だ。早速だが、仮宿のシルフからの報告をさせてもらいたい。シルフ領のほうに帝国兵がいた。恐らくカストルム・オリエンスから流れた者だろう。一応捕えはしたが、まだ残党がいないとも限らないのでな、双蛇党の方で対応してもらいたい。」
カヌ・エ「帝国兵ですか。確かに事が事なだけにシルフ達では難しいかもしれませんね。わかりました。この件は双蛇党で至急当たらせて頂きます。」
アル「長老もシルフ領に様子を見に行って戻らない様なので、見つけたら保護してもらえると助かる。
カヌ・エ「わかりました。そちらの方も抜かりなく致します。アル殿はこれからどちらへ?」
アル「リムサロミンサにでも行ってみようと思う。イシュガルドでは見られない海というのもあるらしいのでな。」
カヌ・エ「イシュガルドには海はありませんものね。驚かれると思いますよ。」
アル「ああ。書物でしか知らないからな。楽しみだ。」
カヌ・エ「でしたら、一つ頼まれて頂けませんか?冒険者ギルドより手練れを求める依頼がありましたの。アル殿なら問題なく熟せると思いますので。」
アル「私でも可能であれば受けるとしよう。」
カヌ・エ「ありがとうございます。では、リムサロミンサまではこちらをお使い下さい。」
アル「これは、都市間飛空艇の許可証。よろしいのか?」
カヌ・エ「ひとまずシルフ達からの報告の報酬としておきましょうか。アル殿には役に立つはずです。」
アル「恩に着る。」
カヌ・エ「私もあなたの旅を応援致しましょう。クリスタルの導きがあらん事を。」
放送「まもなく、リムサロミンサ行き定期便が発車致します。ご利用のお客様は乗り遅れの無いよう搭乗して下さい。」
「思わぬ収穫が得られたな。カヌ・エ殿には感謝しかない。」
「リムサロミンサに着いたら、一度メルウィブ提督に顔を出すか。」






