高齢者の運転
昨日宮崎で73歳の方の運転する車が歩道を暴走し7人が死傷した事故
のニュースを見た方も多い事だと思います。
介護の現場で仕事をしている私はこの事故をとても重く受け止めています。
車社会になり、初期に運転免許を取得し現在に至る高齢者の
運転を止めるタイミングは難しい。
65歳から認知症の検査も加わるようですが・・・
若年性認知症となると気づいてからでは遅い。
家族と一緒に暮らしている方であれば比較的初期の段階で気づき、
運転を止めるような働きかけはできるが、一人暮らしで身近に気づいたり
注意をしてくれる人が居なければ・・・
今回のような悲惨な事故を招いてしまいます。
家族と暮らしていても
どちらかも高齢で認知症を患っている可能性も高くとても危険な状態です。
そして気づき運転を止めるよう言ったり、車のカギを隠したりしても・・・
利便性からつい運転したり・・・
まだら認知症の場合は
正気な時に探し出し運転してしまう。
以前若年性認知症の方の奥様から相談を受けた事を思い出しました。
その方のご主人は中学校で英語の教師を長年務め、退職してから民生委員になり
積極的に活動をしていたそうです。
そんなある日
近所の方から・・・
『何度も同じ用事で来る』と言われ奥様はハッとした事
会合に車で出かけるのだが、たどり着かず帰ってきてしまう事
車で出かけて帰ってくることが出来ずGPS機能を使うようになった事
怒りっぽくなり止めると暴力を振るうようになった事
等など・・・
数えきれない苦労を奥様は耐えている様子でした。
現在は専門医に相談し、お薬で落ち着いてきているとの事でした。
しかし・・・
奥様はそのお薬を使う事にも・・・
これで良いのか?
・・・と苦悩の日々を送っているようでした。
介護していてその方にとってどうすればいいのか?
これで良いのか?
という気持ちは
いつも付きまといます。
今回のご相談の方の件については・・・
専門医に相談し、主治医からの指示を仰ぐことは
適切な対応だったと思います。
薬によっては・・
身体機能の低下が進み転倒を繰り返す等のリスクが大きいのも確かです。
状況を主治医にその都度相談し、薬の調整して頂く事をお勧めします。
あまりに強く効きすぎてしまうと・・・
表情もなく言葉も発することもなく
人としてどうなの?
・・・と先ほどの奥様のように罪悪感を生じてしまいます。
上手く薬と付き合いご本人に合った薬を処方して頂きましょう。
交通お便が悪い地方では、車は無くてはならない移動手段
少々体が不自由でも運転できてしまうし、便利
車から降りてくる高齢者を見ていると・・・
腰がかなり曲がっていたり、歩くのに杖が必要な方だったりと・・
なかなか車を手放せないようです。
今後高齢者の今回のような事故は増える一方だと思われます。
不便なく移動できれば、本人の納得できる。
そしてしっかりした時期に運転中止する覚悟ができる時に
早急に対策をして頂きたい!
認知症では・・・
事故責任は問えるのだろうか?
認知症の家族を抱えて苦悩している方
今回の事故を繰り返さない為にも・・・
おひとりで悩まず、身近な方に
相談してください。