何年ぶりだろう。
君とこんな風に他愛も無い会話をしたのは。
私がジャムが嫌いって他の人に話したのを又聞きして、ジャム嫌いなの?って聞いてきた。
フルーツジャムは嫌いだけど、フルーツソースは好き。
あんこは嫌いだけど、おしるこは好き。
寒天は嫌いだけどゼリーは好き。
羊羹は嫌いだけど水ようかんは好き。
こんな風な意味のない会話、無駄話ってやつを、君とまた話せるようになったらいいなって、ずっと願ってた。
だからこれまで勇気を振り絞って君に話しかけてきた。
一言二言しか会話は続かないし、ぎこちないし、私の願いなんてどんなに頑張っても君に伝わらないかも知れないけど、それでも話しかけてきた。
だから、君から話しかけてくるなんて、思いもよらなくてびっくりしたよ。
でも、とてもとても嬉しかったんだ。
でもね、それよりも何よりも、すっごく嬉しかったのは、君が私の好き嫌いの話に興味を持ってくれた事。
まさか
君とこんな話ができるなんて。
こんな日が来るなんて。
まだまだぎこちないけれど、こうなるまで、すごく時間がかかったけれど、また一歩前進できた。
まだ頑張れる、頑張るよ、私。
君と普通に会話できる日まで。。。