『★沖縄の労働者の手で星野さんを取り戻そう !! ②』

沖縄の仲間の皆さん、「星野　文昭さん」をご存知でしょうか。

36年間私達と共に獄中で闘っている仲間のことを。

沖縄が復帰のとき、「基地抜き、憲法9条の下で復帰を」と掲げて闘いました。

しかし、72年5月15日の復帰が「基地抜き、9条の下で」と訴えた私達の先輩の闘いと訴えを完全に無視した代物であったことは今の沖縄を見れば周知の事実です。

この現状に対して、沖縄からは「大和(やまとぅ)が闘わなかったからだ」という声を聞くことがあります。
しかし、私達はそうではないと星野さんの闘いから断言できます。

71年11月14日～渋谷～

「こんな復帰を認めない!!」と怒った何万もの労働者・大衆が結集し、「渋谷を解放区にし、沖縄の闘いと何としても連帯し、腐った政府・財界を倒す!!」と訴えました。

このすさまじい闘いは全国を駆け巡り、沖縄の存在とそこで闘う人々の意義、全国が共に闘う意義をはっきりとさせました。

沖縄こそ、戦後日本の矛盾を集中した場所であったからです。

労働組合に組織された労働者、学生組織の学生はこの全国の決起を、政府の暴力から守る為に闘いました。その先頭にいたのが「星野　文昭」さんです。

「星野　文昭」さんは闘う労働者・学生のリーダーとしてデモを指揮しました。

機動隊の暴力によって何人かの尊い生命が奪われ、同時に機動隊員にも死者が出ました。それだけすさまじい闘争が沖縄と連帯して闘われたのです。

政府はこの警察官の死を利用してでも闘いを潰すことを狙いました。

そして、警察官が死亡した現場にいなかった「星野　文昭」さんを"でっち上げ"で逮捕しました。

↓以下、星野さんを取り戻そう　全国再審連絡会議　より抜粋

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３月２４日に再審弁護団が開示を請求した３４点の証拠調べが不可欠です。これらは、いずれも星野文昭の無実を証明する重要なものです。
確定判決が認定する「罪となるべき事実」は二つです。
　一つは、死亡した機動隊員・中村巡査を、星野文昭が鉄パイプで直接殴ったということです。
　二つは、倒れた中村巡査に火炎びんを投げるよう命じたということです。
この二つとも誤っています。星野文昭は、中村巡査殴打現場から離れた十字路に立って、ＮＨＫ方面に現れた別の機動隊の動きに注目していました。星野文昭はデモ隊のリーダーであり、参加者全員を渋谷に行かせることが最大の使命でした。ＮＨＫ方面の機動隊は突撃の隊形を整えつつあり、いつこちらに向かって来るか予断を許さない状況でした。星野文昭はリーダーであるからこそ、一瞬も目を離せない状況になったのです。
　星野文昭は、中村巡査を殴打していないし、火炎びんを投げるよう命じたこともありません。これが、真実です。
　星野文昭を有罪とする物証はありません。あるのは、デモに参加した学生たちの供述調書だけです。しかも、その内の３人は未成年です。
　警察や検察の密室でつくられる供述調書がどのようなものであるか、いわゆる「足利事件」や「布川事件」の再審裁判が改めて証明しました。死刑判決すら予想される幼児の殺人事件や強盗殺人事件で、まったく身に覚えのない供述を行っているのです。

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