★6・23菅首相の追悼集会参加を弾劾 !! ~『慰霊の日』から繋がる私たちの思いの形~ | 沖縄北部合同労働組合(うるまユニオン)blog!!

★6・23菅首相の追悼集会参加を弾劾 !! ~『慰霊の日』から繋がる私たちの思いの形~

★菅首相の追悼式参加を弾劾する !!


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 菅首相は今年2度目となる慰霊祭への参加をしました。菅は何を持って66年目の「慰霊の日」へ参加したのか。
 23日前々日の21日に『2プラス2』において「辺野古V字案決定」を持って、また「オスプレイ配備決定」を持って、沖縄の戦没者を踏みにじり、おじぃ・おばぁの闘い、沖縄の労働者の闘いを圧殺する為に参加したのです。満身の怒りを持って弾劾したい !!


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 国防長官のゲーツは「(辺野古新基地建設は)今年1年で具体的な進展を遂げることが重要」と宣言しました。
 さらに『2プラス2』で宣言されている内容は辺野古基地建設の確認と同時に「中国へ日米で国際的な行動規範順守を求める」と。これは、日米安保同盟の軍事力を持って中国と帝国主義の覇権をかけて戦争をやるという宣言の他に何者でもありません。
 侵略戦争の為の準備としてと辺野古新基地建設をどんな手段を持ってしても(武力での制圧も辞さないで)強行すると宣言しているのです。絶対に許すことが出来ません !!

 しかし、同時に「普天間移設14年期限(2014年までに新基地完成プラン)の撤廃」を表明したことは政府が3・11震災後の情勢を迎えて、今にも体制ごと打倒されそうなほどグラグラであるということをはっきりさせています。
 

 沖縄戦後、脈々と受け継がれてきた沖縄労働運動の闘いは安保同盟と戦争政策を根底から覆す力を持っています。沖縄の歴史的な闘いが政府をギリギリと追い詰めているのです。
「 人間をかえせ! 未来をかえせ!」と原発に反対し、未来を求める全国・全世界の労働者・大衆・農民・漁民の怒りの声は体制を揺るがす力となって登場しています。
 日米政府は沖縄の私達にこの人々闘いが結びつく時に戦争政策も安保も粉砕されることを知っています。心底恐怖しているのです。痛いほど認識しているからこそ、凶暴に襲い掛かろうとしています。


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 であるならば私達、沖縄の労働者は徹底的に全国の怒れる仲間達と結びつき闘おう !!ということです。

 新基地建設を労働者の手で破綻においやることは、戦争政策=米軍再編の要をぶち壊し、侵略戦争を阻止し、歯止めの利かなくなった資本主義社会を最後的に崩壊させ、労働者が主人公の社会を作ることです !!

 いま基地を「県外・国外へ」という主張があります。基地を「県外・国外へ」では絶対に基地を撤去することなんて出来やしない。 
 その主張は間違っていると真っ向から訴えたいと思います。『基地を県外へ、国外へ』と言っていることは「原発を他府県へ持って行って」と言っていることと同じです。


 基地建設計画など基地労働者を中心として、私達の手で絶対に沖縄で潰そう !!



★戦後66年 ~慰霊の日~


 66年前、沖縄地上戦(沖縄捨石作戦)の総責任者であった牛島中将が「最後まで敢闘」するようにと伝えて自決し、沖縄をさらなる地獄へと追いやったのです。
 その後の『鉄の暴風』と呼ばれた激戦の中で追い詰められ、中将を筆頭とした軍隊の元で「生きて虜囚(りょしゅう) の辱(はずかしめ)を受けず」と指導された住民が集団自決を行いました。


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 ~妹の名前の刻銘を県に申請し、追加刻銘が実現~(琉球新報・6/23の記事より抜粋)
「自分の父が米軍に子供が連れて行かれないように、まだ幼女であった妹を手に掛けた。父を許して。二度と戦争はしてはいけない。子どもたちに悲しい思いをさせたくない」


沖縄の人口の実に4人に1人が生命を奪われた沖縄戦。
人の親であればこれがどういうことなのか分かります。
想像しただけで寒気の後に涙が出そうになります。

集団自決は『軍命』として生命を奪われました。

 私達は「軍隊は住民を守らない」という血の教訓を絶対に忘れてはならないと思います。
 同時に沖縄労働運動の原点が沖縄戦で全てが焼き払われ、米軍の銃剣とブルトーザーと対峙する中から始まったということを噛みしめながら、闘っていきたいと思います。


 私達の組合も沖縄戦を経験したおじぃやおばぁの闘いの中から、また戦後の沖縄労働運動の中軸を担った基地労働者の先輩達から学び結成に至りました。
私達にとって「沖縄戦を繰り返すな」というスローガンは原点でもあります。


 辺野古の新基地建設反対の闘いに漁船を引きつれて参加した「かっちゃん」と呼ばれた漁師さんは、沖縄戦後を辺野古新基地建設反対の思いを乗せてこう語りました。
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あの沖縄戦が終わったとき、
山は焼け、里も焼け、豚も焼け、牛も焼け、馬も焼け
陸のものはすべて焼かれていた
食べるものと言えば海からの恵みだったはず
その海への恩返しは 海を壊すことではないはずだ
海人 山城 義勝
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辺野古新基地建設反対闘争もまた沖縄戦の教訓の中から脈々と受け継がれた闘いを継承しています。


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 亡くなっていくおじぃ・おばぁ。沖縄戦を知る人たちは本当にだいぶいなくなってしまいました。
 辺野古のおばぁ・おじぃ達の中で亡くなる方たちを何人も見送ってきました。
 おばぁ・おじぃ達がゆんたくの中で語ってくれた言葉は心に焼き付けられたように、魂に刻まれるように残っています。
 「あの日を繰り返すな」「沖縄戦を繰り返すな」「子やまぐぁに生きられる世を、みるく世を」「基地はいらん」「うんじゅやにーせーたーがはまいんどぅ(あなたたち青年が頑張るんだよ)」
 病床にふしたおばぁが独り言のように繰り返し私に伝えていた言葉です。
 いま、天国に行ったおじぃ・おばぁ達はフクシマの現実を見て泣いていると思います。


 数えで現在も健在でいらっしゃる99歳になる辺野古のヨシおばぁは、以前に

沖縄北部合同労働組合(うるまユニオン)blog!! ←辺野古実力闘争で闘士達の無事を祈るヨシおばぁ。
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「昔の戦争はね、たくさん人が死んだ。(爆弾が降ると)トラックみたいな穴があいてね。吹っ飛ぶ。でも今戦争やったらどうする。一発(の核爆弾)で人が住めない場所になるでしょう。そんなになるのは絶対に止めないといけないと思うわけさ。わったーや基地いらん。基地建設ならんどぅとあびてきたのはそういうわけさ。」と話していました。
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 それがフクシマで現実になってしまった。この現実に私達は筆舌にし難い怒りと悲しみを持ちます。しかし、嘆くだけでは解決しない。このような現実を作り出した、御用学者・東電幹部・財界・政治家どもを全て私達の手で引きずりおろさなければいけない。
 全ての資本家の個人資産を凍結し、安保同盟を潰し、軍事予算の全てを復興にあてる闘いが必要だと考えます。
 これ以上は労働者は「奪われるのではなく、奪ってきた連中から奪う闘い」へ私達の闘いは変革を求められています。


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 今までだって私達は「生きられない!」と叫んでいました。
 今まで資本家や資本家を守る番人たる政治家達は侵略戦争をやって人々を何千人虐殺しようが、何百万の労働者を路頭に迷わせようと、年間3万人を自殺においやろうと、年配者に餓死者が出ようと、何の「お咎め」も受けずに来ました。
 自分達を倒そうとする者は逮捕し、獄中にぶち込んでいるにも関わらず !!

 しかし、もう今回だけは、、皆さん、今回だけは何が何だろうと絶対に許すわけには行かない。
 3・11震災、フクシマの現実。民営化・外注化によってライフラインを全て利潤の問題にし始めた。
 奴らは国内の労働者をどれだけ殺してでも自分達だけは生き残ろうと必死に足掻いているだけではありませんか !!
 それが階級戦争です。ならば、労働者がこの階級戦争に打勝ち、今の社会に変わるシステムを労働者の手で作り出しましょう !!



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 私たちにとって、『慰霊の日』は絶対に忘れてはならない日であり、沖縄の闘いを正しく継承することを誓う日です。

 次の時代の子供たちに私達の手で平和な世・不平等が無い社会を残しましょう !!

 

 いわき集会へ結集を !!