■6・11の衝撃 ~全国の闘い~ 各地域からの報告 | 沖縄北部合同労働組合(うるまユニオン)blog!!

■6・11の衝撃 ~全国の闘い~ 各地域からの報告

■6・11の衝撃 ~全国の闘い~ 各地域からの報告


◆神奈川 合計で4000人が大結集 !! 俳優の山本 太郎さんも参加 !!
沖縄北部合同労働組合(うるまユニオン)blog!!-神奈川 4000人!


 国労闘争団の成田昭雄さん、5・20三里塚裁判で不当に逮捕され、前日10日に奪還された婦人民主クラブ全国協の仲間も元気に発言。12時30分からのデモは、沿道からデモに合流する労働者民衆が相次ぎ、JR桜木町駅前に着く頃には100人にふくれあがりました。

 JR桜木町駅前は雨も上がり続々と労働者が結集しています。午後2時過ぎのパレード出発時には4000人を超す大結集となりました。俳優の山本太郎さんも部隊稽古の合間をぬって参加し、アピール。「今のまま原発を続けようということは、目の前の利権、お金に左右されるということしか考えられない」「みんなが集まって声を上げよう。そうすれば変えていける」と怒りを表明。

 私たちは桜木町駅前で集会をもち、一言アピールを続行。5月29日結成された湘北合同労組をはじめ、神奈川労組交流センターなどののぼりを林立、圧倒的な注目です。「原発とめよう、今すぐとめよう」のコールで全体をけん引しつつ、県庁前から山下公園までのデモを貫徹。東電神奈川支社前では怒りのコールをたたきつけました。反原発1000万署名は350筆、「前進」は8部が売れました。

 横須賀でも、横浜をはじめ全国・全世界の闘いと一つになって、反原発デモを闘いぬきました。主催は教育労働者が中心となった実行委員会です。原子力空母の母港であり、核燃料製造工場がある「原子力の街」横須賀でこそ反原発闘争を闘う意義があると決意し、急遽、実行委員会を立ち上げたものです。

 当日は雨と風の悪天候の中、駅でビラをもらった、職場の同僚に誘われて、インターネットで検索して、という形で、教育労働者、自治体労働者や小学生の子どもを持つ母親などが会場のヴェルニー公園に集まりました。リレートークでは、「横浜会場に行こうと思ったけれど、やっぱり横須賀でやらなきゃ」という女性や、「横須賀ですら幼い子どものことが心配なのに、福島のお母さんたちのことを思うと胸が痛む」「政府はウソだらけ、ゴマカシだらけだ」など、参加者のそれぞれの思いが語られました。

 太鼓のリズムにのってデモに出発です。「原発いらない! 故郷を返せ」とにぎやかに訴え、横須賀のメインストリートを練り歩きました。自作のメッセージボードを一生懸命道行く人に掲げる女性の姿が印象的です。注目度は抜群でした。

 原発と人間は共存できません。文科省が示す線量基準20ミリシーベルトは撤回あるのみです。問題は労働組合です。横須賀で生き、働くものの責任として、6・11横須賀集会で大きな一歩を踏み出したと思っています。神奈川では6~8月、沸き起こる怒りをひとつの力に、結集軸として闘う労働組合を甦らせるために、職場・地域で全力で闘います。(神奈川・O)


◆埼玉県 250人が参加 !!
沖縄北部合同労働組合(うるまユニオン)blog!!-埼玉 250人


 100万人アクションの一環として、一般合同労組さいたまユニオンや婦人民主クラブ全国協議会埼玉支部などが呼びかけた反原発デモが6月11日、さいたま市内で闘われた。さいたま新都心駅近くの公園から東電埼玉支社を通ってのデモは250人の参加となった。デモ前の集会では、2時46分に合わせて参加者で黙とう。「子どもを被曝させるな」「放射線量を測定し公表しろ」「原発作業員を守れ」「すべての原発の即時廃止」の4つの横断幕が前に掲げられている。

 参加者のリレートークでは次々と手が上がり、発言が続いた。二本松市に子を持つ姉妹がいるという女性は、「子どもたちを被曝させている現実が許せない」。県内各地から来た人が次々と「地元でやりたかった」「毎月11日前後にデモができないか」などの訴えが続く。この時点で参加者は70人。だが次々と公園に人が入ってくる。近所に住む人が「生まれて初めてのデモ。さいたまアリーナで10日間双葉町の人たちをボランティアしたが、避難生活がいかに過酷か判った」、南相馬出身の女性は「警戒区域で実家に戻れない。国内に先進国と第三世界の溝があるのに、ひとつになろうなって、おかしい」、さいたま市内の男性は「都内のデモに行くつもりだったが、こっちに来た。家族で大変な議論になったが、息子とつれあいを疎開させた。子どもや家族を守るために、非国民と言われようとやれる限りのことをやる」――怒りに満ちたアピールが続く。本当に皆、怒っている。闘いを強烈に欲している。

 デモに出て、東電埼玉支社前にさしかかる頃には200人を超え、最終的にはデモは250人まで膨れ上がった。ネットの実況中継を見てデモ隊に追いついてきた人、東電埼玉支社のむかいにあるイオン前の群衆から飛び入りした人、そして沿道の高層マンションのベランダからは鈴なりの見物。住宅地の中のデモは、大きな反響をもたらした。出発地の公園に戻り、この日を出発点に闘い続けることを確認し、多くの参加者が新宿アルタに向かった。埼玉からもついに巨大な反原発・反失業の大衆運動が始まった。(さいたま市、T)


◆松山 で250人参加 !!
沖縄北部合同労働組合(うるまユニオン)blog!!-松山 250人
 6・11反原発百万人行動の一環として、松山ではサウンドデモ「Goodbye NUKES in四国 」が行われました。当日午前は滝のような土砂降り、しかしデモ集合の1時に近づくにつれて雨が上がり、市内中心部の堀の内公園にはどんどん人が集まってきました。

 私たち愛媛労組交流センターの仲間も、デモに集まってくる人たちに新しい8・6ヒロシマ大行動のビラを配り、反原発1千万署名を呼びかけました。古くからの活動家の人から小さな子ども連れの家族、ネットの呼びかけを見てきた青年などと、討論の輪が広がりました。

 「おかしいと思うけど、それを言うと不利益になる。でも言わないと何も変わらない」と思ってデモに参加した青年は「反原発・反失業」という私たちのスローガンを見て、「本当にそうだ」と言ってくれました。

 松山では車道デモは今まではなくて、今回が初めての車道を通るデモ行進。サウンドカーを先頭に、コスプレの青年、小さな子ども連れの家族、電動車いすの仲間など、それぞれが思い思いのスローガンや鳴り物などを持ってデモに出発しました。「伊方原発を今すぐとめよう」これがみんなの共通の思いです。デモの途中から参加してくる人たち、仕事中の店内から出てきて声援を送ってくれる青年労働者など。中心部を一周して出発点に帰ってきたらデモ隊は250人以上に膨れ上がっていました。

 労組交流センターも郵政(JP労組)、自治体の仲間が組合の旗を持って参加しました。自治体の仲間は「うちの組合しか来ていない。どうして?」と。本当に反原発行動の中心に多数の労働組合が参加することが原発を廃止する決定的カギだと改めて思いました。

 初めての車道デモは大成功。そして最後にもう一度8・6ヒロシマ大行動のビラまきを行い、デモ終了後もあちらこちらで討論の輪ができていました。次は8・6ヒロシマ大行動だ! 組織しまくろう!(愛媛労組交流センター会員・H


◆新潟 230人が結集!!
沖縄北部合同労働組合(うるまユニオン)blog!!-新潟230人

 「二つの原発で働いてきた。今、止めなければ、止められない」
 「日本を変えたい。変えたいことがいっぱいある」
 「びくびくして生きたくはない。柏崎原発を止めたい」
 「政府は原発を元に戻そうとしているだけ」――新潟の6・11は、こうした青年の怒りの声が渦巻く一日だった。


 彼らは新自由主義と原発推進教育の中で育ち、3・11の衝撃で必死で本を読み、インターネットで真実をつかんできた。その怒りは原発の即時停止・廃絶であり、「挙国一致」に走り代替エネルギー確立まで原発稼動を容認する体制内指導部をぶっ飛ばし、新たな闘いのネットワークを求めていることは明白だ。

 新潟駅前の公園には、柏崎刈羽原発に反対する女性団体、巻原発建設を阻止した女性団体、青年を中心とする原発反対の市民団体、地域合同労組、核の最終処分場建設に反対した住民団体、福島のプルサーマルに反対する住民団体、新潟や山形に避難した夫婦、主婦と子ども、劇団、街頭ミュージシャン、大学教授、市議など200人が、それぞれの思いを込めてプラカード、横断幕、のぼり、歌をつくり、あるいは仮装して集ってきた。

◆浜岡原発の膝元・静岡県で200人デモ !!
沖縄北部合同労働組合(うるまユニオン)blog!!-浜岡原発・静岡200人

浜岡廃炉!原発全廃へ、
静岡市内で集会とデモ


 浜岡原発の地元静岡市では、6月11日、午前中に平和運動センター主催による労組の集会とデモが200人で、午後からは「菜の花パレード」が250人で行われた。労組交流センターの仲間は、青年・学生を先頭に隊列をつくって参加し、浜岡廃炉! 原発全廃! 労働者が社会を変えよう! と訴えて闘った。



◆島根原発の膝元・松江駅前で街頭宣伝 !!
沖縄北部合同労働組合(うるまユニオン)blog!!-島根街頭演説

 6月11日、山陰では、島根原発の膝元のJR松江駅前で、リレートークと署名活動が行われた。百万人署名運動山陰連絡会の呼びかけに、多数の労働者市民が飛び入りで参加し、次々にマイクを握って、原発即時廃止を訴えた。署名は150筆。地元マスコミ各社も大きく報道し、反響を呼んだ。(島根)



◆秋田県で50人デモ !!
沖縄北部合同労働組合(うるまユニオン)blog!!-秋田50人

秋田で50人を超える反原発デモを打ち抜く!
秋田では6月12日14時から、6・11全国100万人行動に連帯して「原発反対★秋田デモ実行委員会」を立ちあげ、呼び掛けに応えた50人を超える仲間が結集し、駅前から市内中心部を一周する怒りのデモ行進を、熱烈な感動をもって圧倒的に打ち抜きました。

 なんといっても、6・5国鉄全国運動集会に感動した青年労働者が軸になり、実行委員会として県内全域の闘う仲間に全力でアピ-ルしたことです。社・共、連合や県労連等が「政治休戦」の名のもとに一切の闘いを放棄し、あらゆる勢力が何の行動方針も提起しないという秋田の現実に対し、「単独でも5人でも10人でもいい。ここでわれわれが提起しなかったら何の存在意味がある。何があろうと断固として提起すれば絶対に闘う人々は決起する」という熱い議論を経て、わずか10日前に決断しました。



◆長野県で100人のデモ !!
沖縄北部合同労働組合(うるまユニオン)blog!!-長野100人

 「労働者の力で、すべての原発を廃止しよう」――6月11日正午、長野駅前の広場に横断幕が立てられ、「長野青年労働者交流集会実行委員会」の街頭宣伝・リレートークが行われました。

 ヒロシマ・フクシマ反原発1千万署名活動が取り組まれる中で、合同労組をはじめ青年労働者が次々とマイクを握り、諸グループや東京からかけつけたというミュージシャンなどが熱く訴えました。

 午後1時過ぎ、実行委員会の横断幕を先頭に「反原発デモin長野」のデモに全員が合流しました。約1時間、善光寺口から一周する間に隊列はどんどんふくれあがって、100人を超えました。青年労働者や学生、赤ちゃんを抱いたり子どもの手を引く若いお母さんの姿が目立ちました。解散場所で青年労働者が、6・19フクシマ行動と8月ヒロシマ行動への参加を訴えました。

 県内では松本、大町、下諏訪、佐久(12日)でも行動が取り組まれました。(長野・K)


◆岡山県で500人のデモ・集会 !!
沖縄北部合同労働組合(うるまユニオン)blog!!-岡山500人

岡山でも500人のデモで反原発闘争がスタート
 6月11日、岡山の石山公園では、「エネパレ岡山6・11」の主催で500人が集まった。「初めてのデモ」の人が参加できるように準備して、「原発反対」を訴えた。途中、倉敷からも午前中のデモを終えて合流した。後半は、「子ども未来・愛ネットワーク」が主催し、フクシマからの被災者が訴え、会場からも応えた。

 今回の行動は、ふだんは音楽イベントなどを行っていてデモの経験もない人が呼びかけ、被災者支援を行う仲間とともに準備してきた。当日は、国労や自治労、全逓の活動家も合流し、一つになった。最後に、「今日は出発点で、原発をなくすまでまた集まろう!」と確認した。(動労西日本・山田和広)
 

◆山梨県 90人 のデモ !!
沖縄北部合同労働組合(うるまユニオン)blog!!-山梨90人
 6・11全国100万人アクションの一環として、「みどり・山梨」の主催で、甲府市の中心部で原発反対のパレードが行われた。午後2時半、JR甲府駅南口の信玄公像前に90人が集まってパレードに出発。とめよう戦争への道! 百万人署名運動・山梨連絡会や山梨合同労働組合もこれに参加した。参加者は甲府市の中心部で「原発反対」の声をあげ、解散地の東京電力山梨支店前で「原発を直ちにやめろ」とシュプレヒコールをあげた。(山梨)


◆宇都宮 50人→200人デモへ !!
沖縄北部合同労働組合(うるまユニオン)blog!!-宇都宮200人デモ

 6月11日は午前中の雨も上がり、絶好のデモ日和となった。14時から宇都宮市の中心街であるオリオン通りで街頭宣伝を開始。始めて参加するという男女と一緒にビラをまき、大勢でまくビラはあっというまになくなった。

 15時から、若い女性労働者の司会で集会が始まった。はじめに、呼びかけ人を代表して金属労働者が発言。原発は国家的犯罪であり、ただちに全原発を止めるようにとの力強い訴えに拍手が湧いた。百万人署名運動からは、原発を推進しているのがJR東海の葛西であることを暴露し、国鉄分割・民営化反対の闘いと原発反対の闘いが一体であることが訴えられた。

 地域の合同労組からは、「原発は通常の運転の時でさえも被曝労働を強制するものであり、ガンや白血病で労働者を殺していくことで成り立っている。原発には労働者の立場から絶対に反対だ」という主張がされた。それを聞いた青年労働者が拍手し、「自分も労働者として、原発問題は絶対におかしいと思っている」と賛同の発言がなされた。

 横断幕を先頭にした4列のデモの先頭に小さな子供が立った。デモ指揮は、青年労働者だ。「原発いらない、ただちにとめよう」のコールに商店街のみんなが大注目。 「誰でも入れるデモです。一緒にデモやりましょう」の訴えにドンドン人が合流し、デモ出発時点で50人だった隊列が約4倍の200人近くにふくれあがった。

 大交差点の所で、お母さんが1人駆け寄ってきて、「デモコールに子どもを守れも入れて!」とリクエストがあり、「子どもを守れ」のデモコールを追加したところ、ものすごい唱和がおきて、子どもを持つ親たちの怒りが爆発した。東京電力の栃木支店の前に来ると、「責任とれ」「東電は原発やめろ」「ふざけるな」と絶叫の嵐になった。それを見た沿道の人たちがさらにデモに合流する、すごい事態になった。脇にいた自民党による野菜販売をデモの迫力が圧倒した。自民党青年部は口を開けてなすすべもない。

 JRや自治体の青年労働者が、「栃木県でこんなに集まるなんて初めてだ。ビックリした」と感動と興奮で、その後の反省会で感想と意見を出し合った。労働者の団結で原発を止めることが今こそ求められているという確認がされ、今後とも宇都宮の地で闘いを継続・発展させていくことを誓いました。(栃木・M)


◆茨城県 550人 結集 !

沖縄北部合同労働組合(うるまユニオン)blog!!-茨城550人

沖縄北部合同労働組合(うるまユニオン)blog!!-茨城550人デモ


 6・11全国100万人行動の一環として 、茨城で反原発デモに起ち上がりました。午後4時半から、つくば市内の公園で集会を行い、5時半から市内デモに打って出ました。集会が始まった時には300人程度だった参加者がどんどんふくれあがり、デモは550名の大隊列に。原発に対する怒りがわき上がりました。

 全体集会に先だって、動労水戸や百万人署名運動は、「すべての原発の停止・廃絶を」と題する講演学習会を午後1時半から屋内会場で開催。初参加者も含め、30人で学習と質疑、「いかにして原発をとめるのか」をめぐる討論を行いました。

 5月中旬に話し合いを持ち、わずかな期間で6・11集会とデモを準備してきた実行委員会には、生まれて初めてのデモという青年がほとんどです。不安の中で迎えた当日、会場の竹園公園には集会開始前から子ども連れの母親など多くの方々が集まりました。デモ前の集会では、原発事故に対する不安、怒りが次々と訴えられ、参加者が一言一言うなずきながら聞き入っていたのが印象的でした。


 100万人署名茨城県連絡会の代表は「 私は福島県出身です。福島は大変深刻な状況が覆っている」と19日の福島行動への参加を訴え、「チラシに放射能に未来を奪われてたまるか、とあるが、未来とは子どもたちのことだ。未来に社会を渡すことができるのか否かが問われています。怒りを外に向かって解き放っていこう」と発言。

 続いて、動労水戸の石井真一委員長が「今、常磐線は原発によって寸断されています。福島第一原発から30キロ圏ギリギリまでJRの労働者が運転士として働いている。私たちは、福島原発に職場、線路、故郷を奪われている。私は許せない。私も福島出身です。職場を奪っている原発をなんとしても止めたいと、ここに来ました。水戸でも26日に集会とデモをやります。一番大事なのは、労働組合が原発反対の方針を掲げて闘うことです。原発は労働者の被曝労働が前提です。それを労働組合が認めることはありえない。原発反対を明確に掲げて、労働組合が今こそ闘いの先頭に起つ時です。ここに参加された皆さんも何らかの形で働いていると思います。自分の職場で労働組合に対して、原発反対で闘おう、と言ってください。ともに頑張りましょう」と、核心的に発言しました。

 6・11の闘いは、茨城における新たな反原発闘争の出発点となりました。次は、動労水戸が呼びかける6・26水戸集会・デモ、7・17いわき集会・デモです。巷にあふれる広範で根底的な怒りと結びつき、全力で闘いぬきましょう。(茨城・H)