山原と書いてヤンバルと読みます。

 

やんばるというのは、沖縄本島北部のことで

今でこそ、道路網が整備され人の往来も多くなっていますが

 

以前は、

 

「山原ぬ旅や いくたびん さしがよ

        観る島影ん ねらん 天とぅ海とぅ」  と詠われていました。

 

意訳: 山原の旅は 何度もやったんだけど

     観るものは何も無く ただ天と海があるだけ。

      

 

その山原は、近年ヤンバルクイナやヤンバルテナガコガネなどの新種が発見され

世界自然遺産候補に挙がるようになりました。

 

ちなみにヤンバルを冠した植物は約20種あります。

 

そのなかの一つヤンバルアワブキとカラスザンショウの紹介です。

 

 

 

ヤンバルアワブキは、初夏に泡立つような花を咲かせ、

秋になると径5㎜ほどの果実が赤く熟します。

 

 

ヤンバルアワブキ(山原泡吹)
Meliosma oldhamii

アワブキ科 アワブキ属

 

 

 

5月の花

 

 

11月末の果実

 

 

 

見上げるとこんな感じ

 

 

 

 

 

隣の背高のっぽはカラスザンショウです。

葉はヤンバルアワブキ同じ奇数羽状複葉で遠目には区別がつきません。

 

カラスザンショウ(烏山椒)

Zanthoxylum ailanthoides

ミカン科 サンショウ属

 

 

10m以上の高さで花or果実は確認できませんでした。

 

 

幹にはびっしり鋭い棘があります。

 

 

 

 

11月にupしたキノコの名前が判りました。

スジオチバタケ(キシメジ科)

 

http://ameblo.jp/uruma328/entry-12215791119.html

 

 

この時季 林道沿いはハブ要注意です。