ムラサキツクバネカズラ
真ん中に丸く乗っかっているのは蕾で
細長い5枚は萼片です
猿蟹合戦じゃないけれど、
植木市で買ったペトレアがなかなか花を咲かせてくれない。
「今年で4年が過ぎた」
「今年咲かなければちょん切ろうか・・・」
気配を察したのか、花序が伸びて紫色の蕾が出来た。
花が咲いたので早速同定作業・・・
ネットや文献を当たり、
ムラサキツクバネカズラ(シダレペトリア)におちついた。
枝(茎)の先に着く長い花穂(総状花序)が重いので
枝は弓なりにしなります。
ガクの中央にあった蕾が開き始めました
ムラサキツクバネカズラ
Petrea volubilis
クマツヅラ科
ヤモメカズラ(寡婦葛)属
英 名 :bluebird vine・purple-wreath・queen's-wreath・sandpaper vine
原産地 :熱帯アメリカ(メキシコ・西インド諸島~ブラジル)
Petrea volubilis
クマツヅラ科
ヤモメカズラ(寡婦葛)属
英 名 :bluebird vine・purple-wreath・queen's-wreath・sandpaper vine
原産地 :熱帯アメリカ(メキシコ・西インド諸島~ブラジル)
ペトレア(ヤモメカズラ)属は中南米を中心に約30種ありますが、
日本で栽培可能な種は4種です。
4種のうち、鉢植えなどで出回っているのが、
upしたムラサキツクバネカズラ(紫衝羽根葛)です。
ツクバネ状に開いた萼片の直径は5~6cmです
真ん中にある濃い紫色の部分が5枚の花弁で、
外側の淡い紫色をした細長い部分は5枚の萼片です。
花弁は2~3日でしぼみますが、萼片は2~3週間残り、
紫の色が抜けて→うすい青黄緑色→茶色と変化します。
紫の色が抜けて→うすい青黄緑色→茶色と変化します。
萼片が茶色になり果実が熟すると
くるくる舞って落下します。
落ちていた果実を放り上げると
竹とんぼのように飛びました。
ムラサキツクバネカズラの名は、
ツクバネに似た果実をつける葛で、紫色の花を咲かせることから与えられました。
名前の頭に敢えて紫を付けたのは、
①:白色花の栽培品(Petrea volubilis ‘Albiflora’)がある。
②:ツクバネカズラという別の種がある。
の理由からです。
ヤモメカズラの由来
ブラジル植物記(橋本梧郎(1913‐2008))によると寡婦葛の名は、
ブラジル名の「Coroa Viuva (寡婦の花輪の意)」に由来するとのことです。
「薄紫色の萼がまるで花のようにに残ることを、寡婦に喩えたのが名前の由来である。」
とするのは、なるほどな~と肯けるのですが、そうではないとのことです。
また、多くのブログやHPで、本種(Petrea volubilis)ムラサキツクバネカズラを
ヤモメカズラと誤記しているようです。
ヤモメカズラの名は(Petrea subserrata)に与えられた和名です。
花言葉は「堪え忍ぶ強さ」
楽しい週末をお過ごし下さい
では
「マタハリヌ チンダラ カヌシャマヨ」です。
では
「マタハリヌ チンダラ カヌシャマヨ」です。