ホウオウボク(鳳凰木)
Delonix regia
英名:Royal Poinciana 
マメ科 
ホウオウボク属








前回upの紫雲木と一緒に、世界三大花木の一つとして掲載するつもりでしたが、
2回に分けてupすることになりました。

鳳凰木の鳳凰は、中国神話にでてくる霊鳥(瑞鳥)のことで、
手塚治虫の火の鳥や不死鳥・フェニックスにあたります。

鳳凰は桐紋(七五の桐・五三の桐)の梧桐(青桐)にしか止まらないといわれています。

*「梧桐(青桐)はアオギリ科・アオギリ属の落葉高木で、
  普通目にするノウゼンカズラ科の桐ではありません。

鳳凰は、雀や鶯のように種の名前だとばかり思っていましたが、
 そうではなく鳳は
霊鳥(瑞鳥)の雄、凰は雌とのことです。



鳳凰木は世界3大花木(鳳凰木・紫雲木・火焔木)の中で最も華やかで力強い花木です





熱い思いの花言葉のように鳳凰木が燃えて咲くと手塚治虫の火の鳥を連想します。


原産地はマダガスカル島では、10~15mの高さになり、熱帯地方で街路樹として活用されているそうです。


   
沖縄でも街路樹や公園樹として植えられています。
葉は細かい羽状複葉で、傘状に広がり木の下は憩の場になっています。





この5本の株は台風(?)で枯死し、今はありません。




 




花の直径10cmぐらい、鮮朱赤色をした花を 初夏~秋にかけて 咲かせます。



花が終わると、枝からぶら下るように、30~60cm豆果がつきます
 








 莢はフジみたいに温和しいものではなく、
 ナタマメに似てますが、大きさは1.5倍もあります。

 
 現地では若い莢を食用にするといいますが、県内では食してないようです。
 
花が染料として用いられる他、
熟した種子はレイやネックレス等のをつくり、土産物として売られているそうです。









花の色は朱・紅・オレンジとありますが、
オレンジ系は希で、朱色や紅色に比べて成長は遅いようです。




最近は、台風やホウオウボククチバの被害などで、枯死したり開花しない株が多くなりました。



3年前の樹形



撮影方向は違いますが同じ株です(5月7日撮影)
台風で枝が枯れたので剪定され、樹冠の広がりが小さくなりました。




確実性、確実性、保証、信頼、確実性、疑いの無い影:この花のエッセンスのためのキーワードは信念です。