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植木市に行くと、鳳仙花が売られていた。
昔からある一重ではなく、八重咲きなので違和感があった。
















 





一重咲きには華やかさはないが、八重咲きに劣らない良さがある。



Impatiens balsamina
ツリフネソウ科 ホウセンカ属



ホウセンカの名は中国名「鳳仙花」をそのまま音読みにしたもので、
ツマクレナイ、ツマベニなどの別名がある。

インドからマレー半島、中国南部原産の一年草で、
日本には17世紀頃に中国を経て渡来したとされる。








沖縄では古くからホウセンカの汁を爪に塗って染めると、
マジムン(悪霊)除けの効果があると信じられてきた。

また、韓国には爪にホウセンカの汁を塗り、
初雪まで色が残っていたら恋が実ると言う伝承があるという。



「てぃんさぐ花や 爪先(ちみさち)に染(す)みてぃ」 で始まる
てぃんさぐぬ花は、親から子、子から孫へと歌い継がれ
県民愛唱歌「うちなぁかなさうた」に指定されている。


それほど親しまれる歌なのだが、作詞・作曲者は不明である。




てぃんさぐぬ花

①:てぃんさぐぬ花や
爪先(ちみさち)に染(す)みてぃ
親(うや)ぬゆしぐとぅや
肝(ちむ)に染みり


*鳳仙花の花は爪先を染めて
  両親のいうことは
  心に染めなさい





教訓歌 てぃんさぐぬ花 は①番から⑩番まであるが、
どの番も子を思う親の愛に満ちてホロットさせられる。


①~⑩番と長い詩なので、最後まで歌える人は少ない。

しかし①番は
保育園児からオジー・オバーまで歌えない人はいない。










⑥: なしば何事(なんぐとぅ)ん
  なゆる事(くとぅ)やしが

  なさぬ故(ゆい)からどぅ
  ならぬ定み


*成せば成る何事も
  成さぬは人の成さぬなり









⑦: 一(い)ち足(た)らん事(くとぅ)や
      一人(ちゅい)足(た)れい足(だ)れ

       互(たげぇ)に補(うじな)てぃどぅ
       年や寄ゆる


*一人で出来ないことは 一人一人が助けあい
 互いに補い合って 年はとるものだ









⑩:朝夕寄せ言や
    他所(よそ)の上も見ちょてぃ
    老いのい言葉(くとぅば)の 
    余りと思(うむぅ)な



* オジー・オバーがいう朝夕の言には
    真摯に耳を傾けなさい
    老人の与太話などと
    思ってはいけないょ




*印はayumuの勝って解釈










県民愛唱歌「うちなぁかなさ歌

てぃんさぐぬ花 を