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9月の末日に滑り込むように台風14号が発生し、9月の台風発生数の最低値更新にはなりませんでした。
14号は、今のところ沖縄島には大きな影響はない予報進路になっています。
適度にうねりが入って掻き回されるような感じならいいのですが……。
台風の発生数は更新されませんでしたけど、9月の平均気温はこれまで最高だった2012年を上回り、観測史上最も熱い9月になったのだとか。
当地も日中はまだまだ真夏感がたっぷりある感じ。
ただオオシマゼミ(秋のセミ)の声も聞こえだして、まあ、季節はそれなりに進んでいるのかなって感じもしたり……。
風は北東。雨のち晴天。
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『扇』
あおいで風を出す折りたたみ式の道具。儀式・舞などにも使う道具。
『おうぎ』という言葉は、『あおぐ』という動詞が名詞化したものなのだとか。
『扇』という漢字は、本来『軽い扉』を意味するのだそう。羽のように軽い戸(扉)ということでしょうか。
それが転じて『うちわ』のことを言うようになったのだとか。
扉を開閉して風をおこすようなイメージでしょうか……。
日本においては『万葉集』や『続日本紀』に『扇』とい言葉が記載されているのだそうですが、これは中国式の団扇のことなのだそう。
つまり折りたためないやつですね。
折りたたみ式の扇の起源は諸説あるようですが、平安時代前期にはすでに現在のような扇が存在していたのだとか。
一説によると第14代仲哀天皇の皇后である神功皇后が、朝鮮出征のときに蝙蝠を見てその羽にならったとする逸話があるのだそう。
なんにしても室町時代には大衆化し、江戸時代には能や茶道などの芸術を通して、社会的・世俗的そして宗教的な分野にまで用いられるようになったようです。
まだまだ暑い毎日。鞄に扇を忍ばせておくのも良いのではないでしょうか。
まあ、今はポータブルファンやネッククーラーなんでしょうけど……。
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さて、扇といえば……

〈オウギガニ科ヒロハオウギガニ属ベニヒロハオウギガニ Lophozozymus pulchellus 23年6月8日 沖縄島安和〉
学名種小名は『かわいい、愛らしい』の意。

小さくて愛らしいカニです。
台風が過ぎ去って再び灼熱~な暑さになった本日のやんばるです。
風はごくごくゆるやかで、風向がよく分からないほど……。
明日もこんな風が続きそうな感じ。もちろん不満は全くありませんが。
夕刻の通り雨が気持ちよかった一日でした。
風は非常にゆるやかな南~西、のち北。晴れ一時雨。
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『胡椒』
コショウ科コショウ属のつる性植物の1種。またはその果実を原料とする香辛料のこと。
インドが原産ですが、世界中の熱帯域で広く栽培されているのだとか。最もよく使われる香辛料の一つであるため『スパイスの王様』とも呼ばれているのだそう。
また最も古い香辛料の一つで、紀元前のインドの医学書や古代ローマの記録にもその名前が登場しているのだとか。
果実にはアルカロイドであるピペリンが含まれていて、薬効を期待した料理や外用薬に使われることもあるのだそう。
日本には中国を経て伝来したために、中国での呼び名である『胡椒』がそのまま使用されることになったのだとか。
胡椒の『椒』は小さな実を意味し、『胡』は西方の異民族を意味するのだそうで、つまり『胡椒』は西方から伝来した香辛料という意味になるのだそう。
ところで日本ではトウガラシが伝来したときに胡椒の一種とされていたのだとか。そのため現在でも九州地方を中心に唐辛子を『胡椒』と呼ぶことがあるのだそうです。
当地でも沖縄そばに欠かせない調味料である『コーレーグース』は島とうがらしを泡盛に漬け込んだもので、漢字では『高麗胡椒』と書きます。
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さて、コショウといえば……

〈イサキ科コショウダイ属アジアコショウダイ Plectorhinchus picus 23年5月25日 沖縄島安和〉
画像は幼魚。
学名種小名のpicusは、ローマの古い農耕の神の息子の名に因んでいます。
あるいはこの語には鳥のキツツキの意味もあります。
和名のコショウには、胡椒の他に小姓に由来するという説もあるのだそうです。
晴天続き、灼熱続きのやんばるです。
日中にスコール系の雨に出会わないので、何をしても汗が噴き出る毎日です。
強めの南西風が吹く日が続いてます。で、半島北側のポイントへ。
晴天、南風、そして台風なしの日が続くと、北側のポイントは楽園化が日増しに強くなってたり……。
一週間予報でも晴れマークが並んでますので、この先も水中の楽園化が進みそうです。
風は南西。晴天。
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『Be water my friend(水になれ、友よ)』
武道家ブルース・リーの言葉です。
ブルース・リーの名言では『Don't think, feel(考えるな、感じろ)』の方が有名ですけど、僕はこっちの方が好きなんです。
全文はこうです。
『Empty your mind.(脳裏を空にするんだ)
Be formless, shapeless like water.(水のように変幻自在になれ)
If you put water into a cup, it becomes the cup.(カップの中ではカップの形に)
You put water into a bottle, it becomes the bottle.(ボトルの中ではボトルの形に)
You put it in a teapot, it becomes the teapot.(ポットの中ではポットの形になれ)
Now, water can flow or it can crash.(そうすれば、流れることも出来るし、砕くことも出来る)
Be water my friend.(水になれ、友よ)』
ブルース・リーの哲学が集約された名言ではないでしょうか。
まあ僕は肉体的にも精神的にも水になる域にはほど遠く。せいぜい連日海に浸かって酷暑を乗りきるしかないですけど……。
そういえば……
青森県の西部をさす地域呼称で『津軽』という言葉がありますけれど、その語源は『浸かる(漬かる)』なのだとか。
この地域が岩木川流域の湿地地帯で、『浸かる(漬かる)』ような場所であったことが由来なのだそうです。
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さて、津軽といえば……

〈ネコジタウミウシ科ツガルウミウシ属アオモンツガルウミウシ Trapania palmula 23年4月28日 沖縄島安和〉
学名種小名は『手のひら』の意。
指状突起のブルーがきれいなウミウシです。
台風2号は着実に近づいてはいるみたいですが、今のところとくに台風感はないやんばるです。
今日も日中は陽光サンサンな感じの一日でした。
明日以降は曇り空で、6月の1日~2日は暴風雨の予報になっていますが……。
台風2号の沖縄島への最接近は3日辺りになりそうです。
風は東~南東。曇のち晴れ。
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『松葉杖』
足の不自由な人が脇の下に入れて歩行の助けとする杖。
松の葉の形を連想させるのが、名称の由来なのだとか。
確かに、松の葉はV字型に細長い針状の葉っぱですね。いわゆる『針葉』、正確には『尋常葉』と呼ぶのだそう。
不思議な形の葉っぱですが、乾燥に強いとか、光を効率よく受けとめられるとか、諸説あるようです。
松(まつ)は古くから神聖な木と考えられていたようで、その名前は『神がこの木に天から降りてくるのを待つ』という由来なのだとか。
あるいは二股に分かれている葉の様子から、股(また)が転訛して松(まつ)になったという説もあるのだそう。
他にも『祀る』や『祭り』、さらには葉がまつ毛に似ているからとか、こちらも諸説あるようです。
東アジア圏では、冬でも青々とした葉をつける松は不老長寿の象徴とされているのだとか。
同じく冬でも青い竹、冬に花を咲かせる梅と合わせて、日本では『松竹梅』と呼ばれておめでたい樹とされていますよね。
また魔除けや神が降りてくる樹としても珍重され、正月に飾る『門松』には神を出迎えるという意味があるのだそうです。
やっぱり、神を待つ樹なのでしょうか。
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さて、松葉といえば……

〈イソギンポ科マツバギンポ属マツバギンポ Mimoblennius atrocinctus 23年4月13日 沖縄島安和〉
学名種小名は『黒い帯のある』の意。
松葉のような長い眼上皮弁が特徴の本種。
そのまつ毛がフォトジェニックな魚です。
