<全ての始まり、理央との出会い>
「冷たくて、苦しくて、寂しくて、暗くて、許さない…。暗い、永遠に続く闇…。誰…?目が覚めたのは、あなたのせい?」
「深い悲しみ、黒い憎悪。暗闇の中で生きとし生ける暗闇の心、その悲しみを解決するのに必要なのは強さだ。」
「どうして私の心は震えるの?」
「俺はお前の心に共鳴する。お前は強さを求める俺を助けるがいい。」
「暖かい…。」
「あの時の光、あの時の理央様の言葉…。あれが今の私の始まりだった。」
理央との運命の出会い、それは暗い誰もいない墓しかない場所で始まった。
人の気配を感じたメレ。その気配に冷たい土の中から顔を出せば、そこには見知らぬ人間の男の姿があった。
男の言葉にメレは震えた。どうしてこんなに心が震えるのかと。男の差し出す手に自身の手を乗せるメレ。その手はとても暖かかった。
理央と出会った頃のことを思い出していたメレは、理央との全ての始まりである過去の余韻に浸っていた。
記憶が曖昧だったけど、このシーンはなんとなく覚えてる。
この出会いが二人のすべての始まり。メレ様の手を取る理央様が見つめる視線がメレ様に対して特別な感情(恋愛ではない)を抱いてる風にみえる。自分と同じ悲しみを持つ者同士、惹かれあったのかもしれない。この頃からメレ様のことは他のリンリンシー以上の存在だと思ってたのかな。
だから、「同じ悲しみを持ってる自分の助けになってほしい。」という想いがあって、メレ様を自分の側に置きたいと思ってたのかもしれない。全てを失ったあの頃から、唯一心を許せるのがメレ様だけだったんだろうな。
<すべては理央のため、体を張るメレ様の姿が美しくかっこいい、そして熱い>
「本気出してかかってきてよ…修行にならないからっ…!」
ジャン達が激激咆の修行をしている所に突如現れたメレ。「私、格下とは戦わない主義だけど、今日は特別に相手してあげてもいいわよ。」とゲキレンジャー三人に襲い掛かる。
ゲキレンジャー三人はゲキバズーカでメレに対抗する。メレはこれを狙っていた。ゲキバズーカの激激咆はブラコの大蛇咆に似ているからだ。この技を見切ることが出来れば、ブラコに勝てる。そう確信していたメレは激激咆に自ら真正面からぶつかる。だがその威力は凄まじく、何度もくらうメレはその威力に命の危機を感じるが、理央のために必ず習得すると誓う。
そしてついに激激咆を打ち破ったメレ。これでブラコに勝てる、ついに大蛇咆を攻略するための技を習得することができたのだ。
ブラコの理央に対する裏切り行為。それに激怒したメレだが、ブラコの大蛇咆に破れてしまう。このままでは理央を守るどころか、自分までもやられてしまう。なんとか大蛇咆を攻略しなければとゲキレンジャーの激激咆を大蛇咆に見立てて修行を始める。
理央のために体を張って修行をする。今までの悪役ではなかったような試みがすごく面白い。正義のヒーローだけではなく、敵も修行する。理央様の為に、体を張って修行する姿はまさに理央様の愛のために生き、理央様の愛の為に戦うラブウォリアーの名にふさわしい。それでもって、理央様に対する忠実なる愛が本物だということも感じさせられる。メレ様の中では理央様が全てなんだろうな。自分を冷たくて暗い闇の中から救ってくれた理央様はメレ様にとっては光なんだろうな。だから理央様のためなら、命もかけられるんだろうな。
<生きるとは何か?>
「待てっ…!待ってくれっ…!俺を倒したらお前はずっと死んだままだぞ…。」
「何が言いたいの…?」
「残る真毒はあと三つ。理央は三拳魔を蘇らせるために使うだろう、お前の分はない!お前の体は永遠に死体のままだ、醜い姿から逃れることは出来ん。お前だって本当の命が欲しいだろう?」
「本当の命…。」
「そうだ、昔のように生きられるんだ。」
「それは、いいわね…。」
「だろう?」
「でもっ・・・!あんた、私のことを知らなさすぎるわっ…!あたしにとって生きるってことはね、理央様の側にいるってことなのよ。」
理央を守るため、真毒を手に入れるためブラコと対面するメレ。激激咆で習得した技を使い、見事大蛇咆を打ち破ったメレ。とどめを刺そうとブラコにに刃を向けたその時、ブラコの言葉にとどめを打つその手を止めるメレ。
真毒は残り三つ。理央は三拳魔を蘇らせる為に使うだろう。だからメレの分はない。この真毒があれば昔のように生きられる。このままでは醜い姿のまま、お前だって本当の命が欲しいだろう?
昔のように生きられれば、醜い姿ではなくなる。いいわね…。とブラコの言葉に生きていた頃の自分を思い出すメレ。
けれど、メレはその想いを消すように刃でブラコの爪を切りかかる。ブラコの悲鳴とともに空高く舞い上がる真毒。メレにとって、生きるということは本当の命を手に入れることではない。理央の側にいることで、彼の幸せの為に働くこと。理央の愛のために生き、理央の愛の為に戦う。それがメレにとっての生きるということなのだ。
生きるってなんなんだろう。常に考えることであり、人生を生きる上での目標だと思ってる。
なんとなく仕事して、なんとなく家でだらだらテレビを見て、一日が終わって、またなんとなくやっている仕事の一日が始まる。
でもそれって、生きてるってことなのだろうか。全てにおいてなんとなくやっていることって、魂も気持ちも込められていないんじゃないかって最近は思う。
毎日同じことの繰り返しの仕事は特にそれを感じることが多いと思う。私も事務員で毎日同じ繰り返しの仕事だから、よく思ったりすることが多いけど、だからこそ「じゃあ、どうやれば退屈せずに楽しくやれるだろう?」って最近は考えたりする。
午前中はいつもの仕事をして、じゃあ午後は伝票入力の手順書を作ってみようか。とか、作業効率アップのために、仕事で使う備品の配置を変えてみたりとか、毎日の仕事の中でいつもとは違う新しいことをやるようにしてる。
まだ始めたばかりだからあまり良いことは言えないけど、これを始めてから「何かを考える習慣」が少し付いた気がして。そしてそれが上手くできたり、相手に伝わったりすると嬉しい。
考えるのは大変だけど、うまくいけば達成感が生まれ、そして喜びが芽生える。その瞬間、生きてるって思ったりすることがある。
趣味でもそう。ただダラダラテレビ見てるだけじゃつまらない。じゃあ、どうすれば心から楽しくテレビを見られるか。そう思ったときに、それを見た感想を書いてみようと始めたのがこの感想書きだ。
今それをゲキレンジャーでやっているけど、10年以上前に見た時と今では明らかに価値観が変わっている。あの頃はそこまではまっていなかったのに、戦闘シーンや物語はもちろん面白く、どの話もとても考えさせられるものばかりで、今の自分に必要なことばかりだ。(詳しくは、過去の記事をご覧ください。)
話を見る度にその登場人物が何を想ってどんな想いで戦っているのか、当時ではわからなかったことが「そういうことだったんだ!」と今ではすごくよくわかる。
見れば見るほど登場人物に感情移入し、時には秘めた想いに泣きそうになることもある。
そして感じたそのことをこうして文章に残すことで、自分があの時どんなことを想って見てたのか、どんな気持ちだったのかもわかる。
それを繰り返してると、「あぁ、自分生きてるな。」って思う。これが生きてるってことなのかもしれないと。
泣いたり笑ったり、感動したり、それって生きているからこそ味わえる感情なんだよね。
それって簡単なようで実は難しかったりするよね。人は忙しいと心の余裕がなくなる。だから日々同じ繰り返しでそれが退屈になってつまらなくなる。その瞬間、心の中の感情はなくなる。それはつまり、心が死んでるってことなんじゃないかと思う。
感情がないなんて、死んでるようなもの。だからこそ、感情は大事にしていきたいと思う。
心から楽しんで、喜んで、笑って、時には不安になったり悲しむ。全部生きているからこそ湧き上がってくる感情なんだよね。
自分がなんのために生きているのか。仕事はもちろん、趣味でもいい。恋愛でもいい。とにかく自分が心の底から楽しめるものを一つ見つけてみよう。
それがあるのとないとでは大きく違ってくる。自分が生きている実感というものが湧き上がってくるかどうか。
私にとって、生きるということは趣味を楽しく毎日を充実させること。その趣味にどっぷりはまれるように、こうして文章に書き表したり、休憩するときは大好きな特撮アニメを見たり、ゲームをやったりと日々の趣味を楽しんでいる。
でも最近はやりたいことが多すぎて、中途半端になってしまいそうになってるけど、「色んなことをマルチタスクでやってるから仕方ないよね。」とそう言い聞かせてる(笑)
だけどそれだけ楽しいことがいっぱいあるのは悪いことじゃないし、むしろ恵まれてる。幸せなことだと思ってる。
全てを完璧にこなすのは、はっきり言って難しいし忙しいけど、でも生きてるって実感がする。
これだけ楽しいことに毎日囲まれて、私幸せ者だな。そう心から思えることが最近は多くなった。
ここ最近未来ばかりを不安になっていて、今を生きていることが出来なかった中、やっと心の底から幸せになれるものを少しずつ取り戻せている。その瞬間、生きてるって実感がすごく沸いた。
私の中の生きているってことは、趣味を楽しく毎日を過ごすこと。心の底から楽しく毎日を過ごす。これが今の私にとっての生き甲斐、生きるということだ。
「理央様、遅くなって申し訳ございません。これが真毒です。これでようやく三拳魔を蘇らせる事ができます!」
「よくやった。」
(理央様に喜んでいただける…。この一瞬が私が生きている瞬間…。)
自分が心の底から喜べる、その一瞬が自分が生きている瞬間。
まさか敵にこんな大切なことを教わるとは思ってなかった。生きていく上でかなり大切なことだし、それをヒーローじゃなくて、敵に教わるのは想定外だよね。
10年以上前になんとなく見ていて、おぼろげに覚えていた記憶の中のシーンはこんな大切な意味がこめられていたんだ。
ゲキレンやっぱり面白すぎる。ヒーロー側も熱いけど、同じくらい敵も熱い。どちらも勝るとも劣らない。


