終戦の日の思い出8月15日、夏休みなのに、なぜか登校日だった、中学に着くと、全校生徒が校庭に集められ、これから天皇陛下のお言葉があるから、自宅で聞くようにと言われた。 家までは4キロくらい、中学1年だった私は、ひたすら道を走り、家について玉音放送を聞いた。 音波の具合が悪く、とぎれとぎれしか聞こえなかった。 それでも、やっと戦争は終わりらしいということだけ分かった。 本土決戦だったら、死ぬ覚悟はできていたので、ほっとした気持ちとなにかやるせない気持ちが交差した瞬間だった。