暮れに録画しておいた「硫黄島、戦場の郵便配達」をみました。
僅か、20平方キロの硫黄島を守備する日本軍は2万人、上陸してきた米軍は6万人、米軍の飛行機、軍艦などの後方支援軍は10万人という圧倒的な戦力差のなかで、戦い抜いた日本の兵士たちとその兵士たちに郵便を届けた航空隊の根本正良少尉の物語です。
5日で終わると米軍が当初見ていた戦闘は36日にも及んで熾烈な戦いが繰り広げられした。
この映画では日本の硫黄島守備隊の司令官市丸少将となっていますが、実際には栗林忠道司令官です。
人格と作戦にすぐれた司令官のもとに戦い抜いた兵士たちが生と死の極限状態であっても常に気にかけていたのは家族のことであり、彼らを支えていたのものは家族からの愛の手紙であったことを、この映画は示しています。
ここに根本司令官の辞世を紹介しておきます。
「国のため重きつとめを果たし得で矢弾つき果て
散るぞ悲しき」
すぐれた若者たちが愛する家族のことを心配しながら硫黄島の戦闘で戦死された方々とご遺族の無念を思うと涙が私の頬につたわってきました。
兵士たちに郵便を届けた航空隊の根本正良少尉は戦後、硫黄島で個人で遺骨収集を行ってきたと映画で紹介されていました。
それにしても硫黄島での国の遺骨収集が進んでいないことに憮然たる思いもあります。