東京六本木の森ビルにある美術館で「杉本博司写真展」を見ました。
今日は、東京のさるところで、朝の9時半から夕方の5時10分まで依頼されたテーマに関して集中講義を行いました。昼休みを除いて、ときどきの休憩をいれて朝から夕方までの講義、でも時間が足りない!
飛ばし、飛ばしという感じて一日の講義を終えました。
最後に受講者から温かい拍手をいただいたけれど、なんとなく不十分な講義をしてしまったという感じで、肉体的にも、精神的にも疲れはてていました。
けれど講義先と六本木は近いところにあったので、つい杉本博司写真展に講義のあと、出かけてしまいました。写真を見始めて、写真の技術は、素晴らしいけれど、あまりにも、普通の写真とは異なった世界を見せつけられて、疲れが倍加する感じに最初はなりました。
やはり出直して別の元気な日に来てじっくり見るべきだったという後悔を感じ始めたとき・・
杉本博司の撮影した昭和天皇の写真を見ました。このポートレート写真に思わず足が止まりました。
天皇でありながら、植物学者であった昭和天皇のお言葉に
「雑草という植物はない」があります。
国民の一人、一人に温かいまなざしを向けられた方ならではのお言葉です。
その昭和天皇を写した杉本博司の写真は、撮影の仕方の何かがいわゆる写真とは違うとショックを受けました。
写真を記録としてでなく、自分の頭の中に浮かんだ感情、心の想いを、そのまま写真に表現したものが
杉本博司写真展にはあることに気がつきました。
写真とは何かと、どうあるべきかと悩み始めてから数年、まだ回答は見つけていませんが、
杉本博司写真展で何かを得たと思っています。
帰りに、杉本博司の「苔のむすまで」を購入しました。
読むのを楽しみにしています。
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