小学生の課題には、どの学年にも「たとえ」の項目があります。
まるで~みたいに
や
まるで~のように
という比喩表現を使う練習です。
書きあがった作文を読むと、お子さんそれぞれの個性が伺えてとても興味深いのです。
たとえば、小3の女の子。
家から学校まで、歩いて30分近い道のりなんですって。
学校帰りにトイレに行きたくなることが多いけれど、いつも家まで我慢して帰ってくるのだそうです。
お母さんは、いつも通っている歯医者さんで借りなさいと言うらしいのですが、小3の彼女はとても恥ずかしがり屋。
「トイレ貸してください」
というたったひとことを言う勇気がどうしても出ないようです。
その気持ちは、どうしよう……ともじもじしてしまうようなものではなく、怖いなのだと。
その怖いという気持ちを、こんなたとえを使って表現してくれました。
「まるでこわいテレビを見た夜、こわくてトイレに行けなくなるよう」
確かにこの気持ちは「怖い」ですよね。
とても可愛らしい表現だと思いませんか?
人見知りで恥ずかしがり屋の彼女らしさがよく表れていますよね。
こんなふうに、たとえは個性の見せどころ。
ユニークなたとえが入った作文を読むと、思わず顔がほころんでしまいます。
低学年では素直な子どもらしいたとえが印象的だった子が、高学年になるにつれ、ぐっと大人っぽく自分の内面を見つめるものになってきたり、という成長ぶりを眺めることができるのも、講師として喜ばしいことです。
ちなみにこれは、以前買った入浴剤。
まるでおいしそうなケーキみたいでしょ?
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