高校時代、隣の席の子が読んでいた本「氷点」。
その頃から直感的に
「これは、今読んではいけない、もっと大人になってから読むべき本だ!」
と、なんとなーく思っていた私。
読み終わった今、私の直感はあっていた、と思う。
著者の三浦綾子さんが熱心なクリスチャンだということは、読む前から知っていた。
でも、この重いテーマを、高校生の私が、著者である三浦さんが意図するものと同レベルで理解できたとはとても思えない。
おそらく三浦さんが氷点を書いたのは、40歳前後だと思われる。
となると、今、まさに私の年齢が、小説を書いた三浦さんと同年代なのである。
小説の理解度というのは、その主人公や著者の年齢と比例するような気がする。
少なくとも、「高校生の私」より、「今の私」のほうが、確実にこの本をモノにしている。
うん、これだけは絶対そう言える。
「続氷点」、賛否両論あるだろうけど、私は結構好き。
特に「夏枝」なんて、人間の生々しさが出ててとってもいいじゃないかしら。
この登場人物のなかで、自分は誰に似てるかって言ったら、間違いなく「夏枝」です、私。