4月1日

我が母、ガンのため亡くなりました

57歳でした




余命宣告されてから、緩和ケア科へ通いながら

自宅で看るという生活を送っていました

でも、当たり前なんだけど段々症状が悪化してゆき、

支えて立つことも困難な状態、薬も効いているんだかいないんだか…

ホント、日々悪くなるのが目に見えて分かる感じで

いろいろ出かけたり、やりたいことをやらせてあげたかったのに

まったく何も出来なかった




そして、最期の一週間

緩和ケア病棟へ入院

ギリギリまで自宅で過ごせたことは、本人にとってもよかったことなんだ

って先生に言ってもらえて、ちょっと救われた気がしました

家で看ていたときは、ホント不安で…




入院中は私と妹とで交代で病院に泊まる予定にしてたんだけど

私の会社からしばらく休んでいいってお心遣いをいただいたので、

私が泊り込んで、妹には家のことをしてもらうことに。




入院二日目から

すごく大声を出したり暴言を吐いたりした母

先生いわく、

「段々意識が混乱してきていて本人の意思とは関係なくしゃべっている感じなんだ

だから、話の内容は鵜呑みにしなくても大丈夫だよ」

これにも救われましたね




とにかく父のことを呼ぶんだよ

「お父さん!お父さん!!なんで来てくれないんだよバカヤロー!」って

もちろん父だって毎日のように顔を見に来ているんだけど…

それから「もう死なせてー!」とか…

その後、精神安定の点滴をしてもらって落ち着いたけど

このときが一番辛かったなぁ




精神安定の点滴以降は、静かになった反面

口の中でボソボソとしか話せない様で

意思の疎通が難しくなった

まぁ、注意して聞いていれば水が飲みたいとかは何とか聞き取れたけど




ある日、ボソボソと何かが食べたいって言っている母

耳を近づけると「揚げ出し豆腐食べたい」と聞こえる

私が「え?揚げ出し豆腐が食べたいのお母さん?」って聞き返すと

顔を横に振る母

よくよく聞くと「杏仁豆腐食べたい」だった(^▽^;)

とんだ勘違いだぜっ




看護師さんに許可をもらい

家族に杏仁豆腐を買ってきてもらって

ほんの少しだけど食べさせることが出来た

「おいしい?」って聞くと、ウンウンっ小さく頷いてくれました




最期のときは明け方でした

前の日から、先生や看護師さんから

「今日明日かもしれない。心の準備はしておいて」と言われてはいました

延命措置はしないということにお願いしていて、

機械類はいっさいつけていなかったので

ちょっと注意して見ていてね、ともいわれて。




寝る前にはモゾモゾ動かしていた足も朝には動かさなくなり

やっと息をしている感じに

心臓のトクトクもわからなくなって、

やっぱりなんかいつもとは違うなってさすがに鈍い私にもわかった




まだ朝五時半だったけど、この状況を家族に一斉メールして

可能な限り病院で過ごして欲しいってお願いした

一人ではホント不安で…

そしたら仕事の関係ですでに通勤中だった父が

家の近所でメールに気がつき、すぐに飛んできてくれた。




しばらくは二人で見守っていたんだけど

なんとなく父と母、二人っきりにしてあげたくなって

私はちょっと席をはずすことに。




30分位して戻ると

「今、息をしなくなった…」って父が呟きました

私たち二人、泣くことは無く「お疲れ様だったね…」って母に声をかけながら

看護師さんを呼んだり、帰る準備したり…

なかなか淡々としたものだったな




帰ってからはまぁ!ドタバタ!!

あれよあれよという間に火葬も葬儀も終わって…




母が亡くなってもうすぐ一ヶ月

私は自分自身、わりと気持ちの整理はついたかな~

って思ってたんだけど

直後よりも、ちょっと落ち着いた最近のほうがやけに母を思い出す




葬儀から一週間後、39度の高熱が出て二日くらい寝込んだんだけど

そのときも「あぁ…お母さんも辛かったんだろうな…」とか思って

熱にうなされながら一人ベソベソしちゃったり(:_;)





先日は弟の結婚式の最終打ち合わせで、

(母のために日取りを早めたんだけど…でも母もすごく楽しみにしていたことだから強行するんだって)

式で出す食事のサンプルが用意されていて、みんなで試食したんだけど。

スタッフの方が

「デザートは新郎のお母様がお好きだとおっしゃっていた杏仁豆腐をお付けいたしますね」

って何気なく言ったセリフに

病院で食べさせたあの光景を不意に思い出しちゃって

自分でもびっくりするくらい泣いてしまった…





今までは、何となく寂しいとか母に会いたいとか

そういった感情から目を背けていたというか、

極力考えないようにしていたんだなぁ…ってこのとき気がついた気がする。




これからは泣きたいときには泣こう!

そうやって母に寄り添ってゆっくり前を向いていこう

今までは急ぎすぎていたんだよな、きっと。。。