あしたのジョー~名言集  ウル@店長コメント付き | ウルルンに逢いたい(*○'3`)★+゚

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広島市安佐北区亀山のパチンコ店

よど号ハイジャック事件の犯人をして


「われわれはあしたのジョーである」


と言わしめた矢吹丈の孤独でひたむきな生き方。



数々の名言がちりばめられた名作「あしたのジョー」



その一部をご紹介


え~問われて名のるもおこがましいがあ
生まれて父の名も知らず やさしい母の顔 知らず
世をすねぐれて十五年
孤児院ぐらしは身につかず ひたすらもとめた自由の天地 かさなる脱走数十回
ガキのころからパンチが強く 御意見無用のけんか一代!
流れ流れたドヤ街で へんなおやじにつきまとわれて~(ふふ…拳キチのおやじいまごろなにしてるかな)
インスピレーションひらめくや~ チンピラ連隊ひきつれて一世一代の大ばくち
ばかなブン屋をペテンにかけてぇ マスコミ利用し世間から せしめた黄金百万両!
御用御用とむらがる捕手 あたるをさいわいぶったおし~
さすがの警察お手あげなれど へんなおやじにはりたおされてぇ(けっ あんときのパンチはこたえたぜまったく…)
鑑別所でも大あばれぇ!
のされたボスがここにいるぅ
ついたところが特等少年院~と
無法無頼の一匹おおかみ 矢吹丈たあおれのこったあ!


~特等少年院に入所早々、ケンカをする時に啖呵を切った内容



あしたのために(その1) =ジャブ=
攻撃の突破口をひらくため あるいは敵の出足をとめるため 左パンチをこきざみに打つこと
このさい ひじを左わきの下からはなさぬ心がまえで やや内角をねらい えぐりこむように打つべし
せいかくなジャブ三発につづく左パンチは その威力を三倍に増すものなり


~特等少年院に入ったジョーに送った丹下の手紙「あしたのために」



「あした」…といっているわね しきりに…
「すばらしいあした」はきょうという日をきれいごとだけ…おていさいだけととのえてすごしていては永久に やってこないわ
血にまみれ あせやどろにまみれ きずだらけになって…しかも他人には変人あつかいをされる今日という日があってこそ…
あしたは…ほ…ほんとうのあしたは…!


~ジョーと段平の会話を聞いた白木葉子のセリフ



だれも…だれも気がついていないようだけど…
かれは…打ちあいながらないているわ…
ないているわ…かれ
あの負けずぎらいの矢吹丈が―相手を打ちながらないている…


~ボクシングの試合中の矢吹をみた白木葉子のセリフ。矢吹の秘められた優しさに気付く。同時に、愛情を受けることにも与える事にもなれていない矢吹の屈折した寂しさを感じさせるエピソード。



この橋はな― 人呼んでなみだ橋という
いわく…人生にやぶれ 生活につかれはててドヤ街に流れてきた人間たちが なみだでわたるかなしい橋だからよ
三年ほど前のわしもそうだった
おめえもその ひとりだったはずだ…
だが こんどはわしとおまえでこのなみだ橋を逆にわたり あしたの栄光めざして 第一歩をふみだしたいと思う
わかるか わしのいうてる意味が…ああ?わしのいうてる意味がわかるかよジョー!


~段平が「丹下拳闘クラブ」旗揚げ時に語ったセリフ



その晩おこなわれた矢吹丈の退院祝いと丹下拳闘クラブ発会式は
それこそなみだ橋がこわれるのではないかと思われるほどのにぎやかさであった―
うわさをきいたドヤ街の住人たちも それぞれ酒やさかな お菓子などをかかえてあつまってきたからである

段平はしあわせであった
西も またしあわせであった
子どもたちもいままでになくしあわせそのものであった

しかし しあわせをいちばんふかく強烈に感じたのは矢吹丈ではなかったろうか―
ジョーは生まれてこのかたこんなに 人にしたわれたことはなかった
こんなに愛されたことはなかった
こんなにまぶしいほどのよろこびを感じたことはかつて 一度もなかった

ジョーはこのうれしさや よろこびや しあわせ感謝を いま ここでどう表現していいかわからなかった
ぼんやりとゆめでも見ているようにみんながおどりくるいわらいうたうのをただ見つめるだけであった

子どもたちが帰り 住人たちもそぞろ ひきあげていったあと
屋根うらに作られた寝床にもぐりこんだジョーは こっそり泣いた
酔いつぶれた段平や西に気づかれぬよう ボロふとんのはしをかみしめてひとり 泣いた
ジョーが人間の愛になみだを流したのは今夜がはじめてのことであった


~丹下拳闘クラブ発会式ナレーション。




 人間らしい優しさを知った矢吹が、この後拳闘の世界にのめりこみ、妥協を


許さない生き方を選び、否応無しにやってくる数々の試練、そして選択。


ひたむきに生きるのは強さゆえか、はたまた弱さゆえなのか。


飽食と妥協の時代に生きる我々が、不器用なまでにまっすぐな生き方を選んだ、


いや、選ばざるをえなかった矢吹の姿を見るとき、果たして共感を持つことが出来るであろうか。




to be continued


ウル@店長