自作言語
言語を作ってみました。
この言語にFraati's [fʀaːtʰisˀ (フラーティッス)]語と名付けました。
Iigh mee iaapanex been.
[iːk meː jaːpaneʃ beːn イーク メー ヤーパネシュ ベーン]
「私は日本人です。」
こんな風です。
Yektur 1 (第1課) 文字
A /a/
Æ /ɛ/ aeの表記も許容 小文字はæ
B /b/
Ch /ʧ/
D /d/
E /e/
F /f/
G /g/
Gh /k/
H /h/または無音
I /i/
J /j/または/i/
K /kʰ/ または/k/
(L /l/または/j/) (外来語以外には用いない)
M /m/
N /n/
O /o/
P /pʰ/
Q /q/ (無声口蓋垂破裂音*1)
R /ʀ/*2
S /s/
T /tʰ/
U /u/
v /v/ (大文字は用いない)
W /w/
X /ʃ/
Y /ʏ/または/y/または/j/
Z /z/または/ʣ/ (任意)
' /ʔ/*3または/ˀ/ *4
*1 喉の奥でkのような音を出す
*3 声門破裂音 咳をする前のように、水を飲み終わって「っっあー」と声を出した時の「っっ」の部分。喉を閉めてから開放する音。
*4 発音する前に喉を閉める音にする(咽頭化)
長母音は母音字を重ねる。
(例) aː →aa
かなり緩めにしました。
rとlの聞き分けをしなくても良いようにしました。
Yektur 2 (第2課) 役詞
Daat iong maan mee yeer i'st.
[daːt joːŋ maːn meː jeːʀ isˀt ダート ヨーン マーン メー イェール イッスト]
daat (指示形容詞) あの
iong (形容詞) 若い
maan (名詞) 男
mee (役詞*5) 後ろの語句が補語であることを示す
yeer (名詞) 教師
i'st (動詞) →sæn(3単)
sæn (動詞) ~である
*5 役詞 後続の語の役割(主語、直接目的語、間接目的語、補語など)を明示する。
ここで説明するのは役詞と主語説明構文語順です。
「AはBである」など、動詞で結びつけられた2つのものが、「説明する対象(主語 A)」「説明された内容(補語 B)」というような関係になっているもの(主語説明構文)は
主語 補語 動詞
の順になります。
その際、そのまま並べるとどこからどこまでが主語でどこからどこまでが補語なのかわからなくなるので、役詞を用います。
役詞は
後続の語の役割(主語、直接目的語、間接目的語、補語など)を明示する。
というもので、
Daat iong maan mee yeer i'st.
この文ではmeeが役詞に当たります。
訳詞には複数の種類があります。
主役詞(主語の役詞)
補役詞(補語の役詞)
直接目的役詞(直接目的語(~を)の役詞)
間接目的役詞(間接目的語(~に)の役詞)
主に使うのは上記4つです。
ちなみに、語順から役割が明らかな場合や、明らかに別の要素(副詞など)が割り込んでいて、役割が明瞭になっている場合は訳詞を省略します。
主役詞 maat [maːt]
補役詞 mee [meː]
直接目的役詞 mææch [mɛːʧ]
間接目的役詞 meen [meːn]
何があっても役詞は変形しません。
訳詞を使う例
1. 主語以外の要素が前に来ている(強調)
Mee Yeer maat iigh been.
[meː jeːʀ maːt iːk beːn]
教師ですよ、私は。
2. 明らかに別の要素が割り込んでいる
Iigh geeno yeer been.
[iːk geːno jeːʀ beːn]
私は確かに教師です。
geeno (副詞) 確かに, 正確に
まず、主語が文頭にある時は主役詞を省略します。
さらに、主語と補語の間にgeenoという副詞が割り込んでいるので、補役詞も省略します。
役詞は省略しなくてもいいですが、省略してください。
また、省略の例が出てきたら説明します。