「で、その後どうしたのよ?」
同僚の西河(にしかわ)は食いつきがいい。
それはもう、根掘り葉掘りというやつだ。
続きを促す西河に、僕は携帯電話を誇らしげに見せた。
社内の喫煙ブースに、他に人はいない。
西河は冷やかす様な奇声をあげ、僕から携帯電話を奪おうとする。
僕はムキになって奪われまいと抵抗した。
今やこの携帯電話は銀行登録印並みに大切なアイテムだ。
彼女と僕を結ぶ唯一のもの。
よせよと、口調もついつい荒くなる。
西河はからかうように「ムキになってかわいいな、お前」
僕は自分の顔が赤くなるのを自覚する。
「大体だな、あんまり期待はしない方がいいぞ。お前は30代で向こうは高校生だ。相手にもされないよ。下手すりゃ娘だぞ」
クリーニング代を受け取ったらそれでお終いさと、訳知り顔の西河が言い放つ。
僕は反論もせず、携帯電話を持つ手に力を入れた。
そんなことは言われなくてもわかっている。
同僚の西河(にしかわ)は食いつきがいい。
それはもう、根掘り葉掘りというやつだ。
続きを促す西河に、僕は携帯電話を誇らしげに見せた。
社内の喫煙ブースに、他に人はいない。
西河は冷やかす様な奇声をあげ、僕から携帯電話を奪おうとする。
僕はムキになって奪われまいと抵抗した。
今やこの携帯電話は銀行登録印並みに大切なアイテムだ。
彼女と僕を結ぶ唯一のもの。
よせよと、口調もついつい荒くなる。
西河はからかうように「ムキになってかわいいな、お前」
僕は自分の顔が赤くなるのを自覚する。
「大体だな、あんまり期待はしない方がいいぞ。お前は30代で向こうは高校生だ。相手にもされないよ。下手すりゃ娘だぞ」
クリーニング代を受け取ったらそれでお終いさと、訳知り顔の西河が言い放つ。
僕は反論もせず、携帯電話を持つ手に力を入れた。
そんなことは言われなくてもわかっている。