僕は日常から逸脱することをそれほど歓迎してもいないし、そもそも非日常的なことがそうそう起こるわけがないと思っている。
よくよく考えれば、想定していないことが起こることが、すなわち日常を逸脱しているという状態なのだから、そうそう起こらないのは当たり前なのだが…。
しかし、起こってしまった出来事は現実として認めることはやぶさかでない。
それが歓迎するような幸運ならなおさらだ。
難しく言ったが、平たく言えばめったに無いようなラッキーな事が起こったのだ。
普段から不幸とは思わないが、さして運が良いわけでは決してないこの僕に。
「よだれ…」
それが僕に舞い降りた幸運。