150.


その間、ブレードと憂弥は激しい戦闘を繰り返していた。
「どうした?まだ息のある人間がいるぞ。お前が俺を倒さなければ、全員皆殺しだぞ」
「させるかよ!」
ブレードの攻撃はまだまだ余力を感じさせる。切り合いを楽しんでいるようだ。一方の憂弥はそれを受けるのに必死だった。
(こいつ、強い!完全に手を抜いているのに、付入る隙が無い)
「ほう・・・あの二人、本当に勇敢だな・・・」
攻撃の合間に、ブレードがつぶやく。憂弥も目を向けると、数名を助け出した深紅と流太が、再び戻り瓦礫をかき分けている。
(あいつら・・・ホントに殺されちまうぞ)
「勇敢だ。敬意を表するよ」
「ふざけるな!お前の相手は俺だ!あいつらを気にしている場合か!?」
ブレードは「ふっ」と鼻で笑うと、「貴様こそ、彼らに気を取られていると死ぬぞ」
「!?」
ブレードの言葉どおり、憂弥にできた隙を見逃さず、ブレードの放った斬撃が憂弥の足を捕らえた。憂弥は右足の太ももをかなり深く切り裂かれ、衝撃と痛みのために座り込む。
「くっ」
「ほらほら、油断するからだ・・・そんなに彼らが気になるのか?上の空では、俺とは戦えないぞ」
「何を!?」
「お前の心配の種を消してやる」
ブレードは深紅たちに狙いを定めると、両目から光線を放った。