147.
ビーストは背中の剣を抜き、シャドウに対し斜めに切りつける。シャドウは後ろに飛び、かろうじてこれを避けるとビーストの足元に潜り込むように身をかがめ、伸び上がりながら攻撃を仕掛ける。ビーストもまた、ボクシングのスウェーの様に斬激をかわすと、そのまま体をひねり水平に切りつける。
「いい動きをするじゃないか」
シャドウはその攻撃を剣で受け、左足で蹴りつけると一度距離を置いた。
「しゃべってばかりだな。ヘル・ライナーズは口で攻撃するのか?」
「言ってくれるね。貴様もなかなか口が達者のようだ」
シャドウは再び距離を縮める。しかし、今度はビーストがその動きに合わせるように後退する。
「逃げるな!」
シャドウは追い討ちをかけるように、ビーストに向けて大きく踏み込んだ。