139.


ウラジオストクを席巻した濃紺のレヴィアは、シャドウをにらみつけ「ヘル・ライナーズか?」
「そうだ。何だって突然、あからさまな攻撃を仕掛ける?憂弥の・・・いや、ブレイクマンの石が目的のはずだろ?」
「目的?それは違うな。レヴィ・ストーンの奪取はこの世界をエル・フィリオン様の物とするための目標でしかない」
どう違うんだ、とシャドウは訊いた。
「目的と目標は違うということだ。この世界を押さえるために、我々が与えられた目標の一つでしかないんだよ。」
「じゃぁ、これもその目標の一つか?」
シャドウは廃墟と化した街並みを見回して尋ねた。
「そうだ」
シャドウの中で何かがはじける音が聞こえた。
「名乗れよ。名前ぐらいは覚えておいてやる。その代わり、貴様の存在をこの世界からかき消してやる」