126.
「な、何だ?!」
「始まったか・・・」
リドル・クラブランドは校門の向こうに目をやり、憂弥に向き直ると「早く行った方がいいぞ。奴は“惨殺ブレード”と呼ばれている。お前の大事なあの娘が切り刻まれるのも時間の問題だ」
「何だと?!」
「では紫堂憂弥、いや・・・ブレイクマンだったか?破壊者ブレイクマンよ、命があればまた会おう」
リドル・クラブランドはそう言うとタスクを纏った。そのタスクは緋色に輝き、まるで全身を血に染めているようだった。憂弥はその姿に寒気を覚えたが、リドルはすぐに上空に舞い上がり、瞬く間に飛び去ってしまった。
(何だ?何が起こってるんだ?)
憂弥は考えながらも、今来た道を全速力で引き返した。敵の狙いが深紅だと言う事は明らかだ。憂弥は走りながらタスクを纏い、格技館への道を急いだ。