105.


3箇所で繰り広げられている戦闘は熾烈を極め、グラウンドにはあちらこちらにクレータのようなすり鉢状の穴が開いていた。繰り出された攻撃はぎりぎりのところでかわされ、敵レヴィアではなく、周辺の建物を次々と破壊している。
(こりゃ、明日の体育は無しだな・・・)
「どうした、紫堂憂弥!逃げ回るだけか?!」
シリウスの攻撃は休むまもなく繰り返される。次々と破壊されていく校舎。
(こりゃ、のんきなこと言ってる場合じゃないな。このままじゃ、学校がむちゃくちゃだ)
かと言って、あの攻撃を受けるのもごめんだなと、憂弥はまだのんきなことを考えている。
「おい!このままじゃ、その辺の建物みんな持たないぞ」
コールが戦闘の最中、憂弥に声をかける。
「じゃ、場所を変えよう」
ロックも加わり、三人はそれぞれの敵と一度距離を置いた。
「変えるって、どこにだよ?」
憂弥が尋ねると「知らないよ。飛びながら探そう!」と、コールは上空に舞い上がった。ロックも憂弥も後を追い、三人のクロスボーンもそれを追った。