100.

「くそ!」

コールはやはり疲れていたのだろう。赤銅色のタスクを纏った男が襲い掛かってきたとき、全くよけることができなかった。

悪魔のような2本の角を持つ男は、肩口から体当たりをし、コールはその衝撃で弾き飛ばされてしまった。

その攻撃は認識する間もないほどのスピードで、コールは一瞬で意識を失い猛スピードで落下していった。

「完全に意識を失っているようだったな。この高度では助かるまい」

赤銅色の男はそう言うと「行くぞ、もたもたしているとシリウスがうるさい」と、地表を目指して降下を始めた。

銀色の男は無言で頷くと、あとを追うようにゆっくりと降りていった。