94.
シリウスの不敵な笑み、その理由はすぐにわかった。
「おいおい、冗談だろ?」
コールは動揺を隠せない。
「残念ながら現実のようだな」
ロックがようやく声を発した。
二人の視線の先には、飛来する10数名のレヴィアいた。
「確実にしとめるために、それなりの用意をしているのだよ」
シリウスは愉快そうだ。
それにしても、とロックがつぶやく。
「ああ、20人近くいるぜ」
コールの声は上ずっている。
「残念だったな。助っ人よろしく登場したはいいが、お前たち二人の命運は尽きたらしい」
勝利を確信するかのようなシリウスの言葉に「どうせ、ナンバー持ちはお前だけだろ?」とコールが突っかかる。
「それもはずれだ。残念だったな。確かに大半は予備軍だが、いるぞ。お前たちの言うナンバー持ちが」
「上等だ。どうせ片っ端から倒さなきゃならないんだ。ここではっきりさせてやるよ。ヘル・ライナーズこそ最強だということを」
コールはシリウスに背を向けるとタスクを纏い、飛来するレヴィアを迎え撃つように飛び立った。
「ロック、お前はそのシリウスってやつを頼む。とりあえず雑魚だけ倒して来らぁ!」