22.
憂弥は廃屋の一つの屋上から見おろす形で、「聞きたい事がある」と、アデプトの前に姿を現した。
「戦いの最中に何をふざけたことを」
アデプトは憂弥を見上げながら叫び、拳から光線を発したが、憂弥はこれをひらりとかわし「お前達の住んでる世界について聞きたい。ウォーリピアってのはどこにあるんだ?」
アデプトは攻撃の手を緩めず、光線を発し続けながらも「お前ごときには想像もつかん別の世界だ」と、語り始めた。
「この世界とウォーリピアの間には次元の壁がある。我が主ライナー・フル様はそこにひずみをつくり、この世界との交流をはかろうと考えておいでだった。しかし、そのライナー・フル様に対し、もう一人の神エル・フィリオンが攻撃を仕掛けたため、我々の世界は戦争の渦に巻き込まれてしまったのだ」
「そのエル・フィリオンってのは一体何でライナー・フルにちょっかい出したんだよ?」
光線を避けながら憂弥が問い返す。
「それぞれの神は、その力を増すための宝石を持っている」
アデプトは飛び上がり憂弥に切りつけてきた。
「それがこの……」
憂弥はその攻撃を受け流し飛び上がると、また隣の建物の屋上に降り立った。
「そう、レヴィ・ストーンだ」