平沢大河 (7/17)3-1とリードの9回裏2死一三塁。ピッチャー内、バッターアルシア。ツーボールワンストライクから内が投じた144kmストレートは、内角に構える田村のミットより真ん中に入る!強振するアルシア!思わず「うわ~
しかし打球は右中間に構える大河のグラブにすっぽりと収まって試合しゅ~りょ~
ファイターズvsマリーンズ18回戦(8/14 札幌ドーム、観衆:30449人)
マリーンズ8勝9敗1分
000 000 100=1 H:8 E:1【ロッテ】 ○有吉(4勝2敗) 大谷 松永 S内(22セーブ)
【日本ハム】 ●有原(7勝3敗) 井口 公文
5回まで両チーム無得点の試合は今日も貧打線寄りの投手戦という印象。「良かったところは無いんですけど・・・」とお立ち台で有吉自身が語っていたように、制球命の有吉にしてはらしくない4四球が苦戦の要因。それでもランナーを貯めても全く動じない沈着冷静さが有吉の武器であり、個人的に終始落ち着いて見ていられたのも事実です。
首位ライオンズからじりじりと離されつあるファイターズのチーム状態は余りよろしくないようですね。近藤は出塁重視の1番よりもつなぎの3番にいる方が怖いですし、一発はあるものの穴があるアルシアは3番より下位に置かれる方が嫌な感じがします。
そんなファイターズ打線に助けられた感もありますが、試合の分岐点となったのは5回裏。1死一塁からファースト井上を強襲した西川のライト線の打球に追いついた大河がセカンドへのレーザービームで打者走者の西川を刺殺!1死二三塁と2死三塁では有吉の気持ちも全然違うでしょう!ここを有吉が切り抜けると、直後の6回表は大河からで、8球粘った末に有原の外のチェンジアップを拾うライトへのゴロヒットで出塁!これがこの回の3点の火付け役になった訳ですから、大河のこの一連の攻守での牽引がマリーンズに流れを持って来てくれた事が今日の勝利に繋がったのは言うまでもないでしょう
翔平が大河を送って1死二塁とすると、ここから有原のボールが高めに浮きだし藤岡裕と奨吾の連続タイムリーでまず2点!更に今日は結果を求めて焦るような感じが見られなかった
アジャがこの試合マルチとなるライト前ヒットで繋ぐと、2死から大地にも貴重な中押しタイムリーが飛び出し3-0
しかし後ろが不安定な今のマリーンズ投手陣ですから、3点リードなんて全く安心出来ないのも事実
そして直行のコーチとしてのマウンドデビューは7回裏、アジャのエラーから1死一三塁のピンチをつくった有吉から大谷へのリレーの場面でした。有吉は6.1回106球5被安打0三振4与四球1失点0自責点でQS達成!、石川に代わって裏ローテの初戦を任せるのにはまずまず及第点と言ったところでしょうか?リードの場面で久々に好投した大谷も今日はグッジョブ、右バッターへのクロスファイヤーが冴えた松永は低めをとってくれた球審との相性もピッタリで、内の状態次第では抑えを任せたい位です。
とにもかくにもこれで連敗を5でストップして借金4。借金が5を超えるとズルズル行ってしまう事が多いと先日も書きましたが、5割前後をウロチョロする分にはCS圏内に踏み止まっていられますので、ホークスに離されないように何とか喰らいついて行って欲しいと思います
明日の予告先発と先発予想
vsファイターズ@札幌ドーム
8/15(水)F村田(中6日)vsM酒居(中7日)
8/16(木)F藤岡貴(移籍後初登板初先発)vsM関谷(ファーム先発5回65球無失点から中4日)orシェッパーズ(ファーム先発6回無失点から中6日)
vsイーグルス@楽天生命パーク
8/17(金)E塩見(中6日)vsM二木(中6日)
8/18(土)E池田vsMボルシンガー(中6日)
8/19(日)E辛島(中6日)vsM種市(中6日)
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夏の甲子園2108雑感 横浜 対 花咲徳栄 (8/15 3:00追記)
第100回 全国高校野球選手権記念大会 2回戦
横浜高校 001 601 000=8 H:11 E:0
花咲徳栄 100 002 102=6 H:10 E:2
【横浜】 ○及川 板川 黒須
【花咲徳栄】 ●野村 中田 松井
[本塁打] 野村2号(2ラン=及川)橋本吏1号(及川)
試合後のインタビューで横浜の平田監督が「まだまだ発展途上」と評した来年のドラフト候補、最速152km左腕の2年生、及川(およかわ)雅貴君。クロスファイヤーの快速球は数字こそ最速で145km前後でしたが、切れのあるスライダーが同じ腕の振りから繰り出されるためワンバウンドでもバットが出てしまうのは、ボールの軌道の違いこそあれ、桐光学園時代の松井裕樹を彷彿とさせるものがあり、制球さえ安定していれば左腕苦手の今のマリーンズ打線にもある程度通用すると思います・・・
ただ今日の及川君はその制球に相当苦労し、その辺が前述の平田監督のコメントにつながったと思います。甲子園のマウンドは去年も踏んでいますが、先発は初めてでしたから仕方ない面もあるでしょう。真価が問われるのは次の先発 (次戦は板川君先発でしょうから、勝ち進んだ場合の準々決勝) の時でしょうね。
試合は4回表に横浜がこちらも今期のドラフト候補、花咲徳栄の野村佑希君を捉え、一挙6点を取って大量リードを奪いますが、近年の神奈川代表は横浜にしても東海大相模にしても終盤にピッチャーが捉まって逆転される事が多い印象があるので、このまますんなりと行くとは思いませんでした。
花咲徳栄打線は6、7回と及川君を捉え、二刀流野村君のツーランを含む2本のホームランで追い上げます。やはりクロスファイヤーから長打を打つにはポイントを前にして叩くしかないというバッティングを見せつけられるにつけ、金森流の引き付け打法は左腕のクロスファイヤーとは相性が悪いんだなと再認識。木曜日は藤岡貴裕との初対決が控えていますが、もしも藤岡がデビュー当時のように腕を振って右バッターのインコースを臆せず責めて来たなら、相当苦労するかも知れませんよ・・・。
こちらもドラフト候補の横浜の万波中正君は、今夏の神奈川大会で覚醒したかに思われましたが、自分の印象としては緩急をつけられると脆く、外のボールの変化球に簡単にバットが出てしまうシーンをよく見た気がします。オコエ同様やはり素材型、上手く育てば陽岱鋼といったところでしょうか?三拍子揃った次世代のセンターライン確保はマリーンズの補強ポイントでもありますから、魅力ある選手には違いないと思いますが・・・。
試合は土壇場9回裏に大波乱!横浜3番手、こちらも2年生の黒須大誠君が大乱調で、2四球と死球で1死満塁として、野村君はどん詰まりのピッチャー左横のバントのような打球も、これが内野安打となって3点差。今日の試合でF公文が投げる時にその話題になりましたが、黒須君って、黒須ステップ
で、ここからの二つの出来事が試合の明暗を分ける事になります。一つは花咲徳栄の5番打者、羽佐田光希君が腰をベース側に寄せてボールに当たりに行ってしまった事。球審の毅然とした死球ではなくボールであるという判定に、球場の空気が横浜に傾いたのを感じました。結果羽佐田君はファーストファウルフライに倒れツーアウト。次のバッターが再び死球押し出しで8-6となりますが、7番打者、スーパー1年生の井上朋也君がフルカウントとなったところで二つめの出来事が・・・。花咲徳栄が攻撃のタイムをとり、監督の指示は「悔いを残さず迷わず振れ!」井上君は外のボール球のスライダーを振ってしまい試合終了・・・。
九死に一生を得る薄氷の勝利でディフェンディングチャンピオンを破った横浜高校は一回り大きくなれたのではないでしょうか?神奈川県民としては、横浜高校の快進撃に期待しています!
以上、夏の甲子園2108雑感でした。
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