夜空に怪しく舞うクールたち・・・♪(笑)(テレビ中継映像より)3日連続となる左腕との対戦、マリーンズは7番に上げた清田を再びDHに戻し、8番レフトには7月16日のホークス戦(杉内が先発した試合)以来のスタメンとなる南竜介を起用して臨みます。
マリーンズ渡辺俊介とバファローズ中山の両先発で始まった試合。初回の俊介はフォアボールをひとつ出すものの緩急でタイミングを外す投球が冴え4者凡退、その裏のマリーンズは岡田が持ち味を活かしたファースト内野安打で出塁してワイルドピッチで二進、井口も四球を選んで1死一二塁とチャンスを迎えますが、アチャ三振、今江セカンドフライで先制ならず。
両チーム無得点で迎えた3回裏のマリーンズは、中山に7打数4安打と相性のいい岡田が四球で出塁。
中山に限らず岡田が左腕に強いという事は当ブログでもたびたび触れてきましたが(岡田の対左右別打率は昨日現在で右腕.270、左腕.314)、今日のベンチレポで岡田自身も「左ピッチャーの外に逃げる球が上手く捉えられている」と語っており、踏み込んでくる左バッターに対し、内角を鋭く突くシュート系の球を持たない左腕が左打者を苦手にするという構図を裏づけていると思います。成瀬が左バッターに苦労しているのも同様の理由でしょう。
話が逸れてしまいましたが、3回裏に四球で出た岡田を伊志嶺が送って1死二塁とすると、井口が外角高めのカーブを一二塁間に狙い打つタイムリーヒットを放ち、先制の1点をもぎ取る事に成功!

井口のライト前タイムリー!
(2B1S・117kmカーブ=中山)(以上、テレビ中継映像より)ストライク先行で好投を続ける俊介にバファローズは早いカウントから打ち上げる事が多く(ストレート・カーブ・スライダーとも、コースを狙わず高めに投げて打ち上げさせている印象)、スイスイと5回を投げ終え、坂口の内野安打1本に抑える余裕の無失点ピッチング!
先週のイーグルス戦でもアウトの半分以上が飛球だった俊介ですが、今日もそれに輪をかけた内容で、ここまで15のアウトの内の12が飛球(内野フライ7、外野フライ5)で残り3つは三振、何とゴロアウトがゼロというのは驚きです。俊介キラーであるはずのスンちゃんに元気がないのも大きいですね。
そんな俊介を援護したい打線は5回まで3安打6四球で毎回ランナーを出すものの、得点は井口のタイムリーによる1点のみといつも通りの消化不良の攻撃で、1-0のまま前半を終了。
俊介は6回も3者凡退に抑え、足掛け3試合で連続17イニング無失点を続けますが、迎えた7回表、ヒットの後藤を一塁に置いてバルディリスにレフトフェンス直撃のタイムリーツーベースを浴びて同点に追いつかれてしまいます。ここは上手くタイミングを外す事が出来ずバルディリスに気持ち良くスイングされてしまいましたから、個人的にはむしろホームランにならなくて良かったと捉えるべきではないかと思います。
同点に追いつかれたマリーンズはその裏、2死から井口のヒットとバルディリスのエラーで一二塁として中山をマウンドから引きずり降ろすと、替わった香月兄から今江がデッドボールを受けて二死満塁。しかし里崎はセカンドゴロに倒れて勝ち越しはならず・・・

俊介は8回表ツーアウトから坂口・大引に連続四球を与えたところで降板も、ここで登板のロサが後藤をレフトフライに仕留めて勝ち越しは許さず。残念ながら勝ち星には恵まれなかった俊介ですが、これで3試合連続でQSを達成して復調を印象づけてくれました!次回の登板にも期待したいと思います!
俊介vs李スンヨプ 2回表1死、1B2Sから95kmのカーブを空振り三振!
5回表無死、初球118kmの直球(ライジングボール)でサードファウルフライ!そして7回表同点に追いつかれた後の1死二塁のピンチで迎える第3打席は噂の岡田カメラで♪
3B1Sから117kmの直球(ライジングボール)を打ち上げさせて
センターフライ!
(以上、テレビ中継映像より)※8/7 1:00追記:これまでの俊介はストレートの球速が120kmを少し超える位でシンカーが118km前後だったので(カーブが90km台、スライダーが100km台)、今日も110km台の球の中にはシンカーがそれなりに含まれると思っていましたが、公式サイトの試合評の中に「浮き上がらせる直球」という言葉が出てきましたので、今日の110km台の直球系の球の多くは球速を落として浮き上がらせるライジングストレートだったのではないかと想像しています。そうするとこの球がフライの山を築かせる俊介復活の切り札となっていると考えるのが妥当ではないでしょうか?次のKスタでの登板でも、ライジングストレート(仮称)から目が離せませんね!
私事ではありますが、実は8回表途中あたりから雷雨のためテレビの受信状態が悪くなり、中継をライブで見る事が出来なくなる緊急事態発生!

そしてテレビが復活したのは9回裏に平野が出てきたところで、どうやら9回表もイニング跨ぎのロサが中軸をしっかり3人で抑えてくれた模様・・・(苦笑)
乱れる画面の中、リリーフカーで登場の平野・・・(笑)(テレビ中継映像より)9回裏のマリーンズはトップから始まる好打順も、剛腕・平野の前に内野ゴロ3つで簡単に抑えられて延長戦突入。
マリーンズが薮田を投入した10回表、指名打者荒金への代打で遂に竹原直隆登場!
タケは追い込まれた後の外角ストレートにバットを合わせ、内容は悪くない良い当たりのライトフライ。もう少し踏み込めて腰の入ったスイングが出来ればライトの頭を越えていたのではないかという印象。何よりも大きなバッティング改造をせずに引き続き「引きつけ打法」習得に力を入れている事が分かったのは良かったと思います。(当然と言えば当然ですが・・・)
竹原のライトフライ(2B2S・148km直球=薮田)(テレビ中継映像より)薮田が簡単に3者凡退に抑えて迎えた10回裏、イニング跨ぎとなったバファローズ平野に対し先頭のカスティーヨのライトへの打球はショートバウンドしたかに見えるもののダイレクトキャッチという判定。
今江がフルカウントまで粘るものの三振に倒れてツーアウトとなったところで規定の3時間30分まで残り30秒、そして里崎の打席の途中で時間切れとなると、最後は平野のフォークにサトのバットが空を切って試合終了。
唯一の得点を挙げた3回に続き、4・5回も先頭バッターを四球で出塁させながら得点圏に送れず、制球に苦しむ中山にプレッシャーを与える事が出来なかったのも痛かったですが、一昨日の9安打以降、昨日は6安打で今日は4安打ですからマリーンズはやはり左腕に弱いというのと同時に、その事に甘んじてしまって工夫の見られない首脳陣の采配と傭兵にも不満の残る試合となってしまいました。
骨折明けの清田も復帰後目立った活躍には至っておらず、「引きつけ打法」は利き腕の使い方が重要であるという事を考えれば右手一指し指の骨折の影響がまだ残っているのかも知れず、復調にはもう暫く時間がかかるかも知れません。
オールスター前までは盗塁数を順調に増やしていた岡田と伊志嶺がここのところ走る勇気を失っているように見えるのも気になるところ。
ともあれ投手陣は毎日のように好投を見せてくれている訳ですからポイントはとにかく打線、中々連打の出ない今のマリーンズ貧打線は、やはり足を絡めた攻撃に活路を見い出すしか道はないのではないでしょうか?
明日のブラック★ブラックナイトでは、1・2番の出塁からフィガロをかき回して得点を重ね、多分QS相当のピッチングはしてくれるであろうサンデー晋吾をしっかり援護してくれる事を願いつつ、自分もマリンから声援を送ってきたいと思っています!
マリーンズvsバファローズ13回戦(8/6 QVCマリン、観衆:25621人)
マリーンズ6勝6敗1分
オ 000 000 100 0=1 H:3 E:2(李スンヨプ、バルディリス)
ロ 001 000 000 0=1 H:4 E:0
(延長10回規定により引き分け)
本塁打:なし
投手:
ロ:渡辺俊(7回2/3・29人114球3安打4三振3四球1自責点、23のアウトの内訳:三振4、内野ゴロ0、内野フライ7、内野ライナー1、外野フライ11) →Hカルロス・ロサ(1回1/3・4人0安打1三振0失点)→薮田(1回3人0安打1三振0失点)
オ:中山(左)(6回2/3)→H香月兄(右)(2/3回)→H吉野(左)(2/3回)→平野(右)(2回)
マリーンズ打撃成績:
1(中)岡田→.281・4打1安1得点1四球
2(右)伊志嶺↓.297・3打0安1四球1犠打(23)
3(二)井口↑.277・4打2安1打点1四球
4(一)カスティーヨ↓.327・5打0安
5(三)今江↑.276・3打1安2四死球
6(捕)里崎↓.218・5打0安
7(指)清田↓.218・2打0安2四球
8(左)南竜介↓.219・3打0安→(打左)工藤↓.225・1打0安
9(遊)渡辺正↓.194・4打0安
チーム打率:↓.248、11残塁、0併殺打
バファローズ・スタメン:(中)坂口(遊)大引(二)後藤(左)T-岡田(三)バルディリス(一)李スンヨプ(指)荒金(捕)伊藤(右)赤田
vsバファローズ@QVCマリン
8/7(日)の予告先発:M小野3勝1敗(中6日)vsBsフィガロ5勝4敗(右)(中6日)
以下、先発予想:
vsホークス@Yahoo!ドーム
8/9(火)Hホールトン(右)(中6日)vsM成瀬(中6日)
8/10(水)H和田(左)(中6日)vsM大谷(中6日)
8/11(木)H大場(右)(中6日)vsM上野(中6日)
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